高木幹夫

高木幹夫

高木幹夫（たかぎ みきお、1954年3月21日 - ）は、日本の実業家であり、株式会社日能研の代表取締役として広く知られています。また、日本教育カウンセラー協会認定の教育カウンセラー、MFA（Medic First Aid）インストラクター、さらにはUCLAファウンデーション理事といった多岐にわたる肩書きを持っています。

生い立ちと日能研

高木氏は横浜市港北区の出身です。彼の父である高木知巳氏は、1953年に菊名小学学習教室を設立しました。この学習教室が発展し、1973年には「日本能率進学研究会」と名称を変更。その後、1993年に現在の社名である「日能研」へと変更されました。日能研は、長年にわたり中学受験業界において重要な役割を果たしてきた進学塾です。

経営者として

1976年、高木幹夫氏は明星大学人文学部心理教育学科を卒業後、日本能率進学研究会に入社しました。取締役を経て、1984年には代表取締役社長に就任。以来、その卓越した経営手腕を発揮し、日能研を大きく成長させました。特に、麻布中学校をはじめとする難関中学校への高い進学実績は、日能研の名を広く知らしめる要因となりました。高木氏のリーダーシップの下、日能研は四谷大塚などと並び、中学受験ビジネス業界における大手の一角を占めるまでに発展しました。

高木氏は桜美林大学大学院大学アドミニストレーション専攻を修了しています。

著書

高木氏は、教育に関する深い洞察に基づいた著書も発表しています。これらの著書を通じて、教育の本質や子どもの成長について、独自の視点を提示しています。

『自分の子どもは自分で守れ─「学力」ってなんだろう日能研はこう考える』（講談社、2002年）
『受験全解社会─中学入試』（日能研、2004年）
『問題は、解いてはいけない。』（サンマーク出版、2007年）
『予習という病』（日能研共著）（講談社現代新書、2009年）

訳書

* ルース・リアドン『ねえ、聞いて……。子どもたちの小さな詩』（みくに出版、1996年）

高木幹夫氏は、実業家としての日能研の経営だけでなく、教育者、著述家としても多岐にわたる活動を通じて、日本の教育界に貢献しています。

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