高木誠 (工学者)

高木誠

プロフィール

高木誠（たかぎ まこと）は、1939年10月24日に福岡県福岡市で生まれ、2011年3月17日に心不全のため逝去されました。日本の化学工学者として、特に分析化学の分野で顕著な業績を残し、九州大学名誉教授の称号を持ちます。また、公立大学法人福岡女子大学の理事長兼学長も務めました。

学歴と職歴

1958年に福岡県立修猷館高等学校を卒業後、1962年に九州大学工学部合成化学科を卒業。1967年には九州大学の講師に就任しました。1968年には九州大学大学院工学研究科を修了し、工学博士の学位を取得。同年、九州大学の助教授となり、1983年には教授に昇進しました。2000年には九州大学教育研究センター長、九州大学評議員を歴任。

学会活動

高木誠は、分析化学分野における第一人者として、数々の学会で重要な役割を果たしました。2001年には日本分析化学会会長に就任し、学会の発展に大きく貢献。研究者としての活動に加え、教育者としても多くの学生を育成しました。

受賞歴

高木誠の業績は高く評価され、1984年に日本化学会無機分析部門賞、1994年には日本分析化学会賞を受賞しています。

福岡女子大学での活動

九州大学を2003年に定年退職後、名誉教授となりました。2005年には福岡女子大学の学長に就任し、2006年からは公立大学法人福岡女子大学の理事長兼学長として、大学運営の重責を担いました。

著書

高木誠は教育にも力を注ぎ、分析化学の基礎を学ぶための著書も出版しています。

* 『ベーシック分析化学』化学同人 2006年

人物像

高木誠は、研究者としてだけでなく、教育者、大学運営者としても多才な人物でした。その温厚な人柄と卓越したリーダーシップで、多くの人々から尊敬を集めました。分析化学分野の発展に大きく寄与し、後進の育成にも尽力した高木誠の功績は、今後も長く語り継がれるでしょう。

死去

2011年3月17日、高木誠は心不全のため逝去しました。

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