高松秋のまつり・仏生山大名行列

高松秋のまつり・仏生山大名行列

高松市仏生山町で毎年秋に開催される『高松秋のまつり・仏生山大名行列』は、地域住民の熱意と活気に満ちた、秋の風物詩として親しまれています。高松藩主松平家の菩提寺である法然寺の門前町、仏生山の歴史と文化を後世に伝えるべく、1993年に始まりました。今では、2日間で約15万人の人出を誇る一大イベントへと成長しています。

見どころ

この祭りは、多彩な催し物が特徴です。まずは、初日の夜空を彩る圧巻の秋花火大会。約1000発の花火が、秋の夜空に華麗な絵を描き出します。

昼間は、黒門市と呼ばれるフリーマーケットや、地元の特産品などを販売する寄合処など、買い物を楽しむことができます。子供たちには、スタンプラリーや工作教室などが用意されたあそび処が大人気。また、菊花展では、色とりどりの菊が来場者の目を楽しませます。

さらに、忍者城や、地元団体による体験コーナーが集まるよろず処など、見て回るだけでも楽しいコンテンツが盛りだくさん。野外劇場や町屋劇場では、地元の伝統芸能やダンス、合唱などが披露され、地域住民の芸術性に触れる機会も提供されています。

祭りの2日目には、目玉イベントの一つである仏生山街道飛脚駅伝が行われます。江戸時代の飛脚に扮した小学生たちが、力走する姿は、見ている人の心を掴みます。そして、クライマックスはなんといっても仏生山お成り街道大名行列です。

この大名行列では、高松藩主松平頼重や姫君、家臣に扮した人々が、ことでん仏生山駅から出発。高松市長や高松ゆめ大使も参加し、豪華絢爛な行列は、仏生山街道を約1.5kmに渡って練り歩きます。道中には、悪党が登場し、迫力満点の殺陣が繰り広げられるなど、見どころ満載です。近年では、有名俳優が参加することもあり、話題を集めています。

会場

祭りの会場は、主に仏生山公園、高松琴平電気鉄道仏生山駅周辺、香川県道166号岩崎高松線沿線となります。アクセスも良く、多くの人が訪れやすい立地となっています。

まとめ

『高松秋のまつり・仏生山大名行列』は、歴史、文化、そしてエンターテイメントが融合した、魅力的な秋のイベントです。花火、大名行列、様々な体験コーナーなど、老若男女問わず楽しめる内容となっています。香川県を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。地域住民の温かさ、そして活気あふれる祭りの雰囲気を肌で感じることができるでしょう。 また、この祭りは、地域活性化にも大きく貢献しており、仏生山の歴史と文化を未来へと繋ぐ重要な役割を担っています。

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