高橋清美

高橋 清美の競泳キャリア

高橋清美（たかはし きよみ）は、1966年3月3日生まれで、東京都出身の元競泳選手です。彼女は1984年のロサンゼルスオリンピックと1988年のソウルオリンピックに日本代表として出場し、自由形やバタフライの種目で輝かしい成果を残しました。実の兄である高橋英利も競泳選手として知られており、兄妹揃って水泳の世界で活躍しました。

初期の経歴

高橋は調布市立第七中学校に在籍中、全国中学校体育大会で並外れた成績を収めました。特に、100mバタフライと200mバタフライで2冠を達成したことがその後の彼女の水泳キャリアの土台となりました。その後、八王子高等学校に進学すると、1982年のアジア競技大会に出場し、100mバタフライで銀メダル、200mバタフライで金メダルを獲得しました。

1984年には専修大学に進学し、同年のロサンゼルスオリンピックに選手として選ばれました。オリンピックでは100mバタフライでB決勝3位、200mバタフライでB決勝4位という成績を残し、オリンピック初出場として注目を集めました。

アジア競技大会とオリンピック

1986年のアジア競技大会で、高橋は100mバタフライで銅メダル、200mバタフライで銀メダルを獲得します。この成果により、彼女の名声は高まりました。そして、1988年のソウルオリンピックでは競泳女子の主将としてメンバーに選ばれ、100mバタフライでB決勝2位、200mバタフライでは6位に入賞しました。

日本選手権での活躍

高橋の競技生活の中で、多くの大会で優れたパフォーマンスを示し、日本の競泳界においても名を馳せます。特に日本学生選手権水泳競技大会では、100mバタフライと200mバタフライで女子初の2種目4連覇を達成しました。これにより彼女は日本の女子競泳史にその名を刻むことになりました。

主な実績

彼女の主な成績は以下の通りです：

• - 1980年 全国中学校体育大会 100mバタフライ・200mバタフライ 優勝
• - 1982年 アジア競技大会 200ｍバタフライ 優勝、100ｍバタフライ 2位
• - 1984年 ロサンゼルスオリンピック 100ｍ・200ｍバタフライ B決勝でそれぞれ3位・4位
• - 1986年 アジア競技大会で200ｍバタフライ 銀メダル、100ｍバタフライ銅メダル
• - 1988年 ソウルオリンピック 100ｍバタフライ B決勝 2位、200ｍバタフライ 6位

高橋清美は、その競技人生を通じて多くの記録を打ち立てただけでなく、後輩たちに大きな影響を与えました。競泳界における彼女の業績は、今後も多くの選手たちにインスピレーションを与える存在であり続けるでしょう。

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