高瀬無量

高瀬無量（たかせ むりょう）

高瀬無量（1989年1月31日生まれ）は、日本の元陸上競技選手で、長距離走を専門としていました。兵庫県川辺郡猪名川町出身で、尼崎市立尼崎高等学校、山梨学院大学を経て、日清食品グループ陸上競技部に所属していました。

人物・経歴

「無量」という名前は無量大数に由来し、「無限の可能性を持つ」という意味が込められています。

山梨学院大学時代は、箱根駅伝に4年連続で出場しました。1・2年時には5区を担当し、1年時には区間6位の成績を残しました。2年時には区間前半で先頭に立つ好走を見せましたが、後半に酸欠状態となり失速し、区間22位に終わりました。3年時の第86回大会では、古田哲弘以来10年ぶりの山梨学院大学2区日本人走者として出場し、区間7位でした。4年時にも前年と同じく2区を担当し、区間15位でした。

大学卒業後は、日清食品グループ陸上競技部に入部しました。ルーキーとして迎えた2012年のニューイヤー駅伝では、主要区間である5区を担当し、4区の佐藤悠基から2位でタスキを受けると、区間賞の走りで先頭に立ち、チームの2年ぶり2度目の優勝に大きく貢献しました。

2016年からはチームのキャプテンを務めましたが、2019年1月に同部の規模縮小のため、高瀬を含む多くの選手に退部が勧告されました。高瀬は引退も考えましたが、退部勧告を免れた同僚の佐藤悠基から「このまま終わったらもったいない。自分の練習パートナーという道も考えてくれないか」と提案され、佐藤の練習パートナーとしてチームに残留することになりました。その後も約1年間競技を継続し、2020年3月の東京マラソンを最後に現役を引退し、日清食品グループ陸上競技部を退部しました。

自己記録

5000m：13分46秒80
10000m：28分03秒81
ハーフマラソン：1時間01分57秒
マラソン：2時間12分31秒

外部リンク

* チームプロフィール：選手＆スタッフ - 日清食品グループ 陸上競技部

もう一度検索