高砂正弘

高砂 正弘 - 建築家・名誉教授

概要

高砂 正弘（たかさご まさひろ、1956年12月20日生まれ）は、日本の建築家であり、一級建築士です。大阪府で生まれ、現在は和歌山大学の名誉教授を務めています。彼は大阪工業大学で工学博士の学位を取得し、早稲田大学で工学修士も取得しました。彼の専門分野は建築設計、環境デザイン、そして設計手法です。

経歴

高砂は1979年に大阪工業大学の建築学科を卒業した後、1986年には早稲田大学の大学院を修了しました。その後、瀧光夫建築・都市設計事務所で建築設計に従事し、1990年に高砂建築事務所を設立しました。彼は大阪工業大学や関西大学の非常勤講師、梅花女子大学の教授を経て、2008年には大阪工業大学の大学院で博士号を取得しました。2011年からは和歌山大学のシステム工学部の教授となり、2022年には名誉教授に就任しています。主な所属学会には、日本建築学会や日本建築士連合会、日本建築家協会などがあります。

受賞歴

高砂は数多くの賞を受賞しています。1995年には大阪建築コンクール渡辺節賞、1996年には日本建築士会連合会賞優秀賞、2000年には木材活用コンクール優秀賞を受賞しました。さらに、2004年にはグッドデザイン賞、2005年には大阪建築コンクール大阪府知事賞を受賞しています。2014年の21世紀型木造住宅建設フォーラム設計競技では第一位を獲得し、2018年にはグッドデザイン賞ベスト100とウッドデザイン賞を受賞しました。

代表作品

高砂の代表的な作品には、高槻市中畑集会所や高槻市出灰集会所、摂津峡木橋、斑鳩町の家、そして西向きの家などがあります。特に、西向きの家は2014年の21世紀型木造住宅建設フォーラムで第一位を受賞しました。彼の作品はそのデザインや施工方法が評価され、受賞歴も輝かしいものがあります。

論文

高砂は建築に関する多くの論文も発表しています。例えば、南イタリアの石の住まいについての翻訳を学芸出版社から出版したほか、バルセロナ・パヴィリオンに関する一連の研究も発表しています。これらの論文は、彼の研究に対する真摯な姿勢を示しており、建築界における影響力を強調しています。

まとめ

高砂 正弘は、豊かな経験と専門性を持つ建築家であり、数々の賞を受賞した実績も有する存在です。彼の作品や研究は、建築界での重要な資産となっています。彼の情熱は、今後の建築デザインや環境づくりにおいても新たな可能性を探求する源泉となることでしょう。

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