高飛車 (コースター)

高飛車：富士急ハイランドの絶叫コースター

高飛車は、山梨県富士吉田市の富士急ハイランドにある人気絶叫コースターです。FUJIYAMA、ええじゃないか、ZOKKONと共に、園内の「4大コースター」として知られています。

概要

高飛車は、リニアランチ方式による急加速と、最大落下角度121度という驚異的な角度での落下が特徴です。この落下角度は、2011年7月に「落下角度が世界一のローラーコースター」としてギネス世界記録に認定されました。

設計・製造はドイツのGerstlauer Amusement Rides GmbHが行い、Euro-Fighterと呼ばれる機種が採用されています。

特徴

暗闇走行: スタート直後、真っ暗な駅舎内を走行し、予測不能な落下とひねり回転が体験できます。
リニア加速: トンネル内でリニアランチにより、約2秒で最高速度100km/hに達する急加速を体験できます。
7回のひねり回転: 全長1004mのコースには、それぞれ異なる7回のひねり回転が組み込まれています。
垂直巻き上げと121度の落下: 高さ43mまで垂直に巻き上げられ、一時停止後、121度の角度で落下します。この瞬間は高飛車最大の目玉です。
単車両: 横4人×2列の単車両が採用されており、えぐれるような落下や連続するひねり回転に対応しています。

運行について

高飛車は、他の屋外コースターと比較して降雨時の運行に強いのが特徴です。これは、減速に永久磁石を用いた非接触式の渦電流式ブレーキを採用しているためです。

イベント・コラボレーション

高飛車では、過去に様々なイベントやコラボレーションが実施されてきました。

高飛車×地獄のミサワ: 漫画家の地獄のミサワとのコラボレーションでは、キューラインにミサワ書き下ろしのキャラクターによる看板が掲載されました。
高飛車ウェディング: ハイランドリゾート ホテル&スパのウェディングプランでは、高飛車の車両を貸し切り、新郎新婦がタキシードとドレス姿で乗車する企画がありました。
エヴァンゲリオン×高飛車「エヴァ飛車」: ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの公開を記念したイベントでは、車両がエヴァンゲリオン初号機をイメージしたラッピングになり、プラットホームや発車アナウンスもエヴァンゲリオン仕様になりました。
飛車飛車（びしゃびしゃ）: 夏期限定で、コース途中にミストシャワーやウォーターキャノンを設置し、乗車中にびしょ濡れになるイベントが開催されました。
ゴゴ飛車: 富士五湖国際スケートセンター開業55周年記念として、ゴーゴーカレーとのコラボレーションが行われ、車両にラッピングが施されました。
高火車: コース途中で火柱が上がるイベントも開催されました。

その他

高飛車の公式ロゴには、「DFP金文体」というフォントが使用されています。
建設の様子は定点観測されており、その動画がYouTubeの公式チャンネルに掲載されています。
開業前には、Facebookとの連動企画で、工事中の囲いにユーザーのアイコンを掲載する企画が行われました。

注意事項

* 2023年6月5日より、安全対策強化の観点から年齢制限が～54歳に変更されています。

まとめ

高飛車は、その名の通り、他に類を見ないスリルと興奮を味わえる、富士急ハイランドを代表する絶叫コースターです。最大落下角度121度という圧倒的なスリルに加え、様々なイベントやコラボレーションも展開されており、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。富士急ハイランドに訪れた際は、ぜひ高飛車で絶叫体験をしてみてください。

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