髙宮咲

髙宮 咲

（たかみや さき）

日本の女子ハンドボール選手。1992年10月13日、東京都に生まれる。ポジションは主にオムニ。日本ハンドボールリーグ（JHL）のHC名古屋に所属し、チームの攻撃を牽引する存在である。

経歴

ハンドボールキャリアは学生時代から輝かしい実績を残している。文化学園大学杉並高等学校在学中の2008年には、すでにその才能が認められ、日本代表U-16に選出された。これは、国際的な舞台での経験を積む初期段階となった。

高校卒業後は、大阪教育大学へ進学し、さらに技術を磨いた。大学在学中も年代別日本代表としての活動を続け、2011年には第11回女子ジュニアアジア選手権に出場する日本代表に選ばれている。翌2012年には、一つ上のカテゴリーである第18回女子ジュニア世界選手権に出場する日本代表U-20にも選出され、世界の強豪を相手に貴重な経験を積んだ。大学最終年となる2014年には、第2回U-22東アジア選手権の日本代表に選ばれるなど、ユース世代を代表する選手として活躍を続けた。

大学を卒業後、2015年に日本ハンドボールリーグに所属するHC名古屋へ加入した。加入当初の背番号は「14」であった。ルーキーイヤーとなった2015-16年シーズンからチームの中心選手として活躍し、このシーズンはチーム内で最も多い36得点を記録し、リーグ全体でも14位という好成績を収めた。

翌2016-17年シーズンからは背番号を「9」に変更。このシーズンも攻撃の中核を担い、チームトップとなる60得点を挙げた。これはリーグ全体でも12位にランクインする得点数であり、HC名古屋における攻撃の要としての地位を確立したことを示す結果となった。以降も「9」番を背負い、チームの主力選手として貢献している。

国際的な舞台への復帰も果たしている。2017年には、国内トップリーグの選手が集結するジャパンカップにおいて、JHL選抜チームの一員として選出された。さらに、2018年6月には、日本代表の一員としてジャパンカップに出場。同年の「おりひめJAPAN トライアルゲームズ」にも選ばれるなど、女子ハンドボール日本代表「おりひめJAPAN」候補としても存在感を示した。

日本ハンドボールリーグでの記録

HC名古屋加入以降、JHLにおいて数々の記録を樹立している。

フィールドゴール初得点・7mスロー初得点: 2016年1月9日、ブラザー体育館で行われた広島メイプルレッズ戦において記録した。
通算200得点達成: 2018年10月8日、田辺中央体育館で開催された大阪ラヴィッツ戦で達成された。

代表歴

日本代表:
ジャパンカップ (2018年)
おりひめJAPAN トライアルゲームズ (2018年)
日本代表U-22:
U-22東アジア選手権 (2014年)
日本代表U-20:
ジュニア世界選手権 (2012年)
ジュニアアジア選手権 (2011年)
日本代表U-16:
日韓スポーツ交流 (2008年)

髙宮咲は、学生時代から各年代で日本代表を経験し、HC名古屋においてはチームの中心選手として得点を重ね、再び日本代表にも名を連ねるなど、長きにわたり日本の女子ハンドボール界で活躍を続けている選手である。

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