髙橋信二

髙橋信二について

髙橋信二（たかはし しんじ）は、1978年8月7日に岡山県津山市で誕生した元プロ野球選手。彼は主に捕手と内野手として活躍し、右投右打の打撃スタイルを持ちます。現役引退後はコーチとしても活動しています。

経歴

プロ入り前

髙橋は地元の岡山県立津山工業高校で野球を学びましたが、甲子園には出場したことがありませんでした。無名選手であった彼は東北福祉大学への進学を考えていました。しかし、1996年11月21日に行われたドラフトで日本ハムファイターズから7位指名を受け、プロの道を歩み始めます。彼の背番号は62でした。

日本ハムでのキャリア

1997年から1999年までの3年間は一軍出場の機会がなく、さらに1998年にはニューヨーク・ヤンキース関連のチームに留学してトレーニングを受けました。2000年の最終戦でプロ初出場を果たし、初打席で初安打を記録します。しかし、2001年と2002年のシーズンも出場機会は限られていました。

2003年、正捕手候補の選手が故障したため、髙橋は開幕戦で先発捕手に抜擢され、これが契機となり活躍します。この年、彼はパシフィック・リーグの捕手として12本塁打を挙げ、チームに大きく貢献しました。2004年には115試合に出場し、捕手として歴代最多の26本塁打を記録しました。この年に彼はオールスターゲームにも選出され、満塁時の打率もリーグ1位という好成績を収めました。

2005年には怪我に見舞われながらも54試合に出場し、2006年には打撃不振で78試合の出場に留まりましたが、2007年にはレギュラー獲得を目指し打撃面で好調を維持しました。2008年からは一塁手としての出場も増え、打率も向上しました。

2009年にはWBC選考メンバーに酔いますが,日本代表には選ばれませんでした。しかし、シーズンでは自己最多の134試合に出場し、打率3割を達成します。この年のオールスターでは捕手としての選出ながらも、一塁手として出場しました。

巨人時代

髙橋は2011年に読売ジャイアンツへトレードされ、同年は出場が少ないながらもチームの一員として戦いました。移籍後も捕手としての出場を果たしましたが、打撃成績は低迷し、結果が出せませんでした。様々な理由から出場機会を求め、自由契約で退団しました。

オリックス時代

彼はその後オリックス・バファローズに移籍し、経験を活かして活躍しようとしましたが、出場機会が限定的でした。2014年には10試合の出場に留まり、シーズン後に戦力外通告を受けました。

独立リーグ・信濃時代

オリックス退団後、髙橋は信濃グランセローズに選手兼コーチとして加入しましたが、シーズン通して苦しい状態が続きます。怪我も影響し、選手としてのキャリアを終了し引退しました。

引退後

信濃グランセローズからの退団後、髙橋は古巣日本ハムの捕手コーチおよび打撃コーチ補佐に就任。さらに後に二軍バッテリーコーチを経て、一軍打撃コーチとしての経験も積みました。2022年からはオリックスの打撃コーチを務めています。

プレースタイル

髙橋は日本ハム時代の長打力が特徴で、当初は大振りで本塁打を狙う打法でしたが、次第にミート中心の打撃へとシフトしました。また、俊足であることも特徴で、捕手としてだけでなく内野手としても活躍しました。

人物

彼の妻は元読売ジャイアンツのマスコットガールで、多才な家族を持っています。趣味はミュージカル鑑賞であり、彼の多彩な性格が伺えます。

髙橋信二は、プロ野球界での長いキャリアを経て、多くの経験と実績を持つ人物です。その影響力は今後の指導者としても期待されます。

もう一度検索