鬼木誠 (1972年生の政治家)

鬼木誠のプロフィールと政治歩歴

基本情報

鬼木誠（おにきまこと）は1972年10月16日生まれの日本の政治家です。自由民主党に所属する衆議院議員であり、これまでに4期を務めています。また、防衛副大臣と内閣府副大臣という重要な役割も担っています。彼は衆議院の安全保障委員会の委員長や、環境大臣政務官、さらには福岡県議会議員をも歴任しています。

学歴と初期の経歴

福岡県福岡市に生まれた鬼木氏は、福岡市立田島小学校や福岡市立当仁中学校を卒業した後、ラ・サール高等学校に進学しました。在学中はラグビー部に所属していた友人に衆議院議員の大岡敏孝がいます。その後、九州大学法学部法律学科を卒業し、2002年まで西日本銀行（ 現在の西日本シティ銀行）に勤務しました。

政治経歴のスタート

彼の政治のキャリアは2003年に始まり、福岡県議会議員選挙に無所属で立候補し当選。2007年及び2011年の選挙で再選を果たし、この間に自由民主党に入党しました。3期目の任期途中で県議を辞職し、2012年の第46回衆議院議員総選挙で自民党公認として福岡2区から出馬し、初めての衆議院議員となります。

議員としての活動

鬼木氏は第47回、48回の衆議院議員総選挙でも当選し、特に2017年の選挙は、希望の党から出馬した前職を相手にして、僅差で勝利を収めました。2021年には防衛副大臣兼内閣府副大臣に就任し、その後の選挙でも再び当選。特に2022年にはソロモン諸島を訪問し、政府主催の慰霊式に出席するなど国際的な活動も行ってきました。

政策と主張

憲法について

鬼木氏は憲法改正に関するアンケートで「反対」と回答したが、9条に自衛隊の存在を明記することには賛成の意を示しています。特に緊急事態条項の設置には賛成の立場を取っています。

外交・安全保障

彼は安全保障関連法の成立を「評価する」としており、北朝鮮に対しては圧力を優先すべきとの意見を持っています。また、基地移設については辺野古移設に賛成しています。

ジェンダー問題

鬼木氏は選択的夫婦別姓制度の導入には反対の立場であり、同性婚については「どちらとも言えない」との曖昧な見解を示しています。これに関して彼は地方議会に文書を送り、意見を求めました。

不祥事と批判

鬼木氏は2021年に「鬼滅の刃」と酷似した選挙ポスターを用い、著作権問題で批判を受けています。また、公民館でのイベントに参加した際、選挙区内の寄付に該当する可能性があると指摘され、自己弁護を試みました。

旧統一教会との関係

鬼木氏は旧統一教会関係団体との関わりがあったとされます。2022年に彼の後援会が教団関連団体に会費を支出したことが報じられました。

結論

鬼木誠氏の政治活動は多岐にわたり、安倍政権の下での要職を経験しています。その一方で、彼に対する批判や不祥事も存在しており、今後の行動が注目されています。

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