魏秋月(ぎ しゅうげつ)は、
1988年9月26日生まれで、
中華人民共和国の女子
バレーボール選手です。彼女は中国代表チームの
主将として知られ、その実績とスキルで多くのファンに愛されてきました。彼女のキャリアは数々の国際大会での成果に彩られ、特にオリンピックや世界選手権での活躍が目を引きます。
来歴
魏秋月は
天津市出身で、2006年に初めて中国代表に選ばれました。翌年から本格的に国際舞台に登場し、特に2007年にはレギュラー選手として重要な役割を果たしました。彼女は当時、主力選手の一人である馮 坤が怪我で戦列を離れる中で、そのポジションを見事に埋め、
モントルーバレーマスターズではベストセッター賞を受賞しました。また、エリツィン杯では優勝に導き、チームの重要なメンバーとしての地位を確立しました。
2008年に開催された北京五輪では、銅メダルを獲得。さらに同年10月のアジアカップではMVPに選ばれるという輝かしい成績を収めました。2009年からは代表チームのキャプテンを務め、さらにその後も様々な大会に出場しました。2010年の世界選手権では再びベストセッター賞を受賞し、2011年のアジア選手権ではチームを優勝に導き、同大会でベストサーバー賞も獲得しました。
彼女の活躍は続き、2013-14シーズンにはアゼルバイジャンリーグの
イトゥサチ・バクーでプレイをし、2014年には代表に復帰。世界選手権では再び銀メダルを獲得し、その後の2015年ワールドカップと2016年リオ五輪では金メダルを手にしました。これらの成果により、彼女は国際レベルでの地位を確立しました。彼女のキャリアは多くの若い選手にとって、目標となるものでした。
2017年に引退を決意し、現役選手としてのキャリアを終えましたが、彼女の成し遂げた業績は永遠に記憶されることでしょう。
球歴
三大大会
- 2008年(銅メダル)
- 2012年(5位)
- 2016年(金メダル)
- 2010年(10位)
- 2014年(銀メダル)
- 2011年(銅メダル)
- 2015年(金メダル)
受賞歴
- - 2007年 モントルーバレーマスターズ - ベストセッター賞
- - 2007年 ワールドグランプリ - ベストセッター賞
- - 2008年 アジア選手権 - MVP
- - 2010年 モントルーバレーマスターズ - ベストセッター賞
- - 2010年 世界選手権 - ベストセッター賞
- - 2011年 ワールドグランプリ
- - 2011年 アジア選手権 - ベストサーバー賞
所属チーム
- - 天津ブリヂストン(2003-2013年)
- - イトゥサチ・バクー(2013-2014年)
- - 天津渤海銀行(2014-2017年)
魏秋月は、そのキャリアを通じて数々の栄光を手に入れ、後進の選手たちに大きな影響を与えました。彼女の努力と情熱は、
バレーボール界における模範的な存在となっています。