魔法陣グルグルの登場人物

衛藤ヒロユキの漫画作品およびそれを原作にしたアニメ作品『魔法陣グルグル』シリーズに登場する個性豊かなキャラクターたちを解説します。本項では、続編である『魔法陣グルグル2』の登場人物やエピソードについても扱います。

声優の表記について：特筆がない場合、「1作目 / 2作目 / 3作目」の順で記載します。

主要人物

ニケ
声：瀧本富士子 / 南央美 / 石上静香
本作の主人公。グルグル暦1298年10月21日生まれのO型。13歳（アニメ3作目のエピローグ、『2』では14歳）の少年。父親に勇者として仕立て上げられ、旅に出ることに。勇者の適性はあるものの、本質は盗賊。金髪で赤いバンダナを巻いています。
剣の扱いは苦手ですが、「勇者の拳」という専用装備を身につけています。光魔法の最高峰「キラキラ」を使い、自分の剣を始めとした火、地、水、風の剣を操ります。また、「カッコいいポーズ」という光魔法も使えます。
可愛い女の子に弱く、調子に乗りやすい性格。ククリの事を大事に思っていますが、好意を直接口にする事はありません。公式な記録では、リリックの手違いから「勇者ああああ」として伝わっています。
ギリ封印後はククリの想いを受け入れましたが、関係は進展していません。『2』では、新たな魔王の誕生により、再びククリと共に冒険に出ることに。魔王の呪いで夜は龍の姿になります。

ククリ
声：吉田古奈美（1作目、2作目） / 小原好美（3作目）
本作のヒロインで、もう一人の主人公。グルグル暦1299年3月16日生まれのB型。茶髪に長いみつあみが特徴。13歳の少女で、ミグミグ族の末裔であり、唯一の「グルグル使い」です。魔法オババに預けられましたが、ニケと出会い旅に出ることに。
天真爛漫な性格で、勇者に対して憧れを抱いています。特技は踊りと料理。チョコレートが好きで、辛いものが苦手。アラハビカで「青とうがらし」を食べて以来、辛いもので野生化（ウニョラー化）します。
ニケの事が大好きで独占欲が強く、嫉妬深い一面もあります。最後の戦いで恋するハートを発動させてニケに告白し、ギリの封印に成功。『2』では、グルグルを使えなくなっていましたが、ニケと冒険に行きたい一心で再び発動可能に。

ギップル
声：高乃麗（1作目、2作目） / 櫻井孝宏（3作目）
ニケとククリに同行する風の精霊で、道案内役。頭部にある2本の触手で魔力を感知し、アイテムや魔物の探知、人が持つ魔力の調査などが可能です。世界の地理についての知識も豊富で、勇者達に解説します。
外見は可愛くも見えるが、ふんどしの上にマントを着用。戦闘能力はほとんどなく、すぐに逃げます。クサい台詞を極度に嫌い、聞き続けると死亡するらしい。かけ声は「ギップリャ！」

アドバーグ・エルドル / キタキタ親父
声：緒方賢一（1作目、2作目） / 小西克幸（3作目）
グルグル暦1260年1月1日生まれのB型。白髭で禿げている。52歳（ドラマCDでは自称42歳）。職業は踊り子。元・キタの町の町長で、キタキタ踊りの伝承者。常にキタキタ踊り伝統の腰みのを纏い、その姿は気味が悪い。
自己顕示欲が異常に強く、どんな時でもキタキタ踊りを広めるための売名行為と宣伝は欠かしません。登場人物中最強のキャラクターとされ、いかなる目に遭っても気絶すらしない。
スピンオフ作品『舞勇伝キタキタ』では主人公として登場。

ジュジュ・クー・シュナムル
声：天野由梨 / 荒木香恵 / 大地葉
シュギ村に総本山を構えるプラトー教の巫女・ルナー（戦う神官）を務める少女。グルグル暦1300年11月9日生まれのB型。11歳。クールで現実的な性格。戦闘用祭壇で祈るとトランス状態となり、過激な行動を取ります。
主要な戦闘法は聖書の詠唱で、自らの魔力とプラトー教のアイテムで魔物を蹴散らす。聖水を実体化させ剣にする「聖水剣」などが代表。
アニメや物語序盤などではニケに好意を持っている様子だったが、アラハビカ編ではククリへの好意を語るようになり彼女とは親友となる。『2』ではニケが龍化の呪いを受けた際にククリにニケの時間別の共有を提案される程の仲。

トマ・パロット
声：神代知衣（1作目、2作目） / 藤井ゆきよ（3作目）
キタの町出身の少年。グルグル暦1300年11月7日生まれのA型。11歳。地味な存在。僧侶志望だったが、魔技師に転向。ネコジタ谷の冒険から勇者パーティの一員となります。発明品に「魔雷砲」「魔導ボード」等があります。
謙虚で穏やかな性格ですが、自分の好きなアイテムのことになると人が変わる。アラハビカにて自分の店を構えましたが、暴走したニケとククリに破壊される。
ギリ封印後はアラハビカに戻り、最終回でジュジュと共にワンチンからミグミグ族の一員として認められました。

主要人物の同行者

ザザ・ドルドル
声：石川寛美（1作目） / 藤原夏海（3作目）
キタの町に住む少年。魔法マニアで、魔法使いになりたかったが、そもそも魔力を持っていなかった。祖父はザムディン。ニケ達のパーティに参加しましたが、途中でミグがホームシックにかかった為、妹を連れてキタの町に戻ります。

ミグ・ドルドル
声：こおろぎさとみ（1作目） / 本渡楓（3作目）
キタの町に住む唯一の少女で、ザザの妹。村唯一の女の子であったことからキタキタおやじにキタキタ踊りの後継者にされそうになった。武闘家志望で「2」ではにぎり真拳を取得している。ニケ達のパーティに参加したが途中でホームシックにかかり、兄と共にキタの町に戻ります。

ゴチンコ
声：安西正弘 / 小和田貢平 / 小山力也
シュギ村で剣の道場を経営する男。「おもろうてやがてダメージ」が信条の、ゴチンコ流へっぽこ剣法の達人。プラトー教の影の団員でもあり、ジュジュには頭が上がらない。

ルンルン・フェルメール
声：松井菜桜子（1作目、2作目） / 大西沙織（3作目）
闇魔法結社で総裁の秘書（世話役）をしている闇魔法使いの女性。冷静沈着で、頼れる姉御肌の性格。ヘビをモチーフにした闇魔法を使う。可愛らしい自分の名前がコンプレックス。

魔王軍

魔王ギリ
声：笹岡繁蔵（第8話、第16話）→大友龍三郎（第45話） / 大友龍三郎 / 銀河万丈
魔物を操り世界征服をたくらむ悪の元凶。300年前にも世界征服を企んだが、ミグミグ族の「恋するハート」により封印されました。グルグルの正体が光でも闇でもない「ハートの魔法」であることを見抜いています。

カヤ
声：納谷六朗（1作目、2作目） / 飛田展男（3作目）
魔族。魔族の中でも1・2を争うほどの優秀な魔法使い。ククリと対決を繰り返し、グルグルについて研究していく中でその心境は変化していきます。虫好きで少年時代は「昆虫博士」が夢だったらしい。

レイド
声：鳥海勝美 / 久保田恵 / 岡本信彦
* 魔族。自称「魔界のプリンス」。カヤ達からは「坊ちゃん」と呼ばれています。闇魔法を得意とするが、呪文を唱える姿は格好が悪いため気にしている。ククリに恋心を抱き、魔族に引き入れようとします。「魔学」が得意で、トマから一方的にライバル視されています。

上記以外にも、魅力的なキャラクターが多数登場します。

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