魔神英雄伝ワタル ANOTHER STEP

魔神英雄伝ワタル ANOTHER STEP

『魔神英雄伝ワタル ANOTHER STEP』は、広井王子が手掛けた小説であり、『魔神英雄伝ワタル』シリーズの後日談にあたる作品です。1990年に角川スニーカー文庫から出版されました。広井氏が執筆した『ワタル』関連作品は本作のみで、物語は次作『魔神英雄伝ワタル2』へと繋がる、重要な橋渡し的役割を担っています。

あらすじ

物語は、ドアクダーとの戦いが終わり、平和を取り戻した創界山を舞台に展開されます。しかし、新たな敵の出現により、再びワタルたちは戦いに身を投じることになります。

登場人物

戦部ワタル
忍部ヒミコ
剣部シバラク
渡部クラマ
忍部幻龍斎
妖部オババ
忍部オジジ
アーサ雛：魔神鍜冶の一人。モンジャ村出身で、努力家。
虎王：元魔界皇子。再び悪に染まってしまう。
トンカラリン：魔神鍜冶の一人。邪虎丸の製作者。
トナリ：トンカラリンの弟子。
時間皇子：螺旋山に住み、時間管理を行う。
ワルサー：ドアクダー親衛隊長。魔王宮を守護していたが、創界山へ侵攻を目論む。
コクウ：ドアクダー親衛隊員。ワルサーの部下で、肉体派。
メアード：夢の島の獣人。
正方形：世界の狭間の住人。
直角二等辺三角形：世界の狭間の住人。
蜂須賀元八：ワタルの友人となる少年。

魔神

龍神丸：ワタルが操縦する救世主専用魔神。ワタルとの魂の繋がりが強い。
龍王丸
邪虎丸改：火輪塔に対抗するため、トンカラリンが改修した邪虎丸。武装はデビルタイガーミサイルのみ。
青銅色の魔神：正式名称不明。クラマが搭乗。ミサイルを装備するも、性能は今一つ。
日輪丸：トナリの父親が製作。機動力に優れるが、決定力に欠ける。
火輪塔：ワルサーが操縦。トンカラリンが製作した邪虎丸の兄弟機。
鬼太鼓：コクウが操縦する魔神。
我王丸：最新型の丸魔神。ワルサーに強奪される。

その他

広井王子は当初、『魔動王グランゾート』の小説を執筆予定だったが、いつの間にか『ワタル』の小説になっていたというエピソードが、作者あとがきに記されています。

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