魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー
『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』は、2021年8月4日に公開された
特撮作品で、
スーパー戦隊シリーズの『魔進戦隊キラメイジャー』と『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のクロスオーバー作品です。この
オリジナルビデオは、
東映の「Vシネクスト」レーベルからリリースされ、シリーズ第27弾にあたります。
概要と制作
本作は、映像ソフト化に先立って2021年4月29日に劇場公開されました。時系列的には、『リュウソウジャー』の最終話の後の出来事であり、『キラメイジャー』の最終決戦前が舞台となっています。特に特徴的なのは、キャラクター同士が同じ色でチームを組む従来のスタイルではなく、それぞれの個性や相性を重視している点です。
撮影の際は、ロボット戦のシーンをミニチュアセットで行い、リアルなアクションはロケーションで撮影するという方法が取られました。特に『キラメイジャー』がコロナの影響で実現しなかった変身前のアクションが、本作品では特別に許可されました。また、『リュウソウジャー』はTVシリーズの中で変身アイテムが封印されていたため、本作でもキラメイジャーたちが変身できない状況が描かれています。
あらすじ
物語は、街に突如現れた映画館に入った客が消えてしまうという噂から始まります。ヨドン軍の反応が不確かになり、為朝たちはこの噂と関連があると考え、調査に向かいます。しかし、これは全てヨドン軍による罠であり、ヨドンナが闇エナジーを集める目的で映画の世界にリュウソウジャーたちを閉じ込めていたのです。これにより、キラメイジャーとの交戦を強いられます。
ヨドンナと彼女の部下たちが作り出すヨドン映画の世界では、リュウソウジャーたちが主人公となり、彼らは演技を強いられることになります。主な敵キャラクターとして、ムービー邪面とカントクマイナソーが登場し、彼らはそれぞれ映画ジャンルのパートを監督する役回りを担っています。
登場キャラクター
- - ムービー邪面: 映画の世界を作り出す邪面師で、様々な映画ジャンルに人々を閉じ込めます。
- - カントクマイナソー: ムービー邪面に仕え、特定の映画パートを担当します。彼は能力により無理な演技を強いるため、出演者は最後まで役を演じ続けなければなりません。
- - ムービーマイナソー: ムービー邪面のマイナス感情から生まれた存在で、強力な力を持って巨化し、戦うシーンが展開されます。
特徴的な要素
本作の見どころは、キャラクターたちが共闘する様子や、各映画ジャンルに基づいた戦闘シーンです。また、
特撮愛が詰まった内容や、声優や出演者のキャラクターへの深い理解が反映されています。
キャスト
シリーズの人気キャラクターが多数登場し、熱田充瑠(キラメイレッド)やコウ(リュウソウレッド)など、主要キャストが再集結します。その他、多くのスーツアクターも参加しており、その迫力あるアクションが視聴者を魅了します。
音楽とリリース
作品の音楽も重要な要素であり、主題歌はシリーズのファンにも親しまれています。本作はBlu-rayと
DVDでリリースされ、映像特典やキャストコメンタリーなども含まれています。
このように『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』は、
特撮の魅力を詰め込んだ作品として、多くのファンに楽しんでもらえる内容となっています。