鳳凰戦

鳳凰戦（ほうおうせん）

鳳凰戦は、日本プロ麻雀連盟が主催している国内最高峰の麻雀リーグです。このリーグには、日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士が参加し、麻雀技術の向上や競技の普及を目指しています。特に、鳳凰戦の中でも特に権威あるタイトルである「鳳凰位」の決定戦は、株式会社JPMLが主催し、日本プロ麻雀連盟が運営を行っています。また、この大会は龍龍や日本プロ麻雀連盟チャンネルの協力も得て開催されており、麻雀界における重要なイベントです。

出場資格とルール

出場資格は、日本プロ麻雀連盟に所属しているプロ雀士だけです。具体的な運営ルールは、日本プロ麻雀連盟の公式ルールを基にしており、特に一発、裏ドラ、カンドラなどの特典がないことが特徴です。順位の変動は、3万点からスタートし、浮き沈み式のポイント制が設けられていますが、これは2016年までは連盟Aルールで管理されていました。

リーグ構成

鳳凰戦は、A1リーグからE3リーグまでの13の階層に分かれています（2024年現在）。中でも最高ランクのA1リーグとA2リーグは、4月から9ヶ月間にわたって競技が行われます。一方、B1リーグ以下は前期と後期に分かれ、4月から8月、9月から翌年の1月までそれぞれ別の期間で争われます。

A1リーグでは、期間内のポイント上位3名と現鳳凰位保持者の計4名が鳳凰位決定戦に出場します。この決定戦は毎年1月から2月上旬に行われ、4日間にわたって半荘4回戦が行われます。最終日には、トータルポイントが最も高い選手がその期の鳳凰位と認定されます。特筆すべきは、第40期以降、鳳凰位の優勝者には200万円という高額な賞金が贈られる点です。A2リーグの上位2名は、次の期にA1リーグに昇級する権利を得るため、彼らもまた熾烈な戦いを繰り広げることになります。

配信と観戦

麻雀ファンにとって、鳳凰戦の対局は大きな関心を集めます。ニコニコ生放送などのプラットフォームでは、A1リーグが月曜日、A2リーグは火曜日に全対局が配信され、ファンはプロ雀士たちの熱戦をリアルタイムで楽しむことができます。B1リーグも前期と後期に全節の中からセレクションとして選ばれた卓が配信されます。以前は最終節が4卓での対局として行われていましたが、2020年10月以降はMリーグとの日程調整により、A1リーグの配信日が水曜日に変更されました。これらの配信は、麻雀の魅力を広める大切な手段となっています。

まとめ

このように、鳳凰戦およびその鳳凰位決定戦は、日本の麻雀界において非常に重要な位置を占めており、参加しているプロ雀士たちは、技術だけでなく精神力をも試される舞台です。麻雀の競技性を存分に活かしたこのリーグは、今後も多くのファンやプレイヤーに支持され続けることでしょう。

もう一度検索