鵬翔中学校・高等学校

鵬翔中学校・高等学校

概要

鵬翔中学校・高等学校（ほうしょうちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、宮崎県宮崎市にある男女共学の私立中学校・高等学校であり、併設型の中高一貫校です。1922年に設立された日州高等簿記学校を母体とし、1989年から現在の校名で運営されています。また、2003年には中学校も開校し、教育は一貫した体制で行われています。

本校はスポーツ活動が盛んで、特にサッカー部は全国規模での実績を持ち、過去に全国大会への出場は12回を数え、そのうち1度は優勝を果たしています。

建学の精神と教育方針

本校の建学の精神は「実学・協調」であり、教育方針は以下の3つの柱に基づいています。
1. 実力養成の教育（知育）
2. 良識ある人間の育成（徳育）
3. 不撓不屈の精神の涵養（体育）

このような教育理念に基づき、学問だけでなく、人格の陶冶や体力の向上にも力を入れています。

沿革

本校は長い歴史を持ち、さまざまな変遷を経て現在に至ります。1922年に日州高等簿記学校として創立し、その後数度の名称変更を経て、1989年に鵬翔高等学校に改称しました。2003年からは中学校も開校され、中高一貫教育の提供が開始されました。今までの歴史の中で、商業、家政、建築、看護など多様な学科が設置され、時代のニーズに応じた教育を行ってきました。

学科構成

鵬翔中学校・高等学校では、様々な学科を揃えています。

• - 特進英数科
• - 英数科
• - 総合進学コース
• - スポーツコース
• - くらしの科学科
• - 医療歯科コース
• - 商業情報コース
• - システム工学科
• - 電子機械コース
• - 自動車工学コース
• - 看護科
• - 看護専攻科（5年一貫教育）

特に看護専攻科では、最短で看護師国家試験受験資格を取得することが可能で、看護を学びたい学生にとって魅力的なプログラムです。

サッカー部の功績

鵬翔高校のサッカー部は1983年に設立され、特に2013年の第91回全国高校サッカー選手権大会では、宮崎県勢として初めて優勝を果たしました。この大会では、6試合中4試合がPK戦に及ぶという歴史的な結果を残し、準決勝と決勝もPK戦で勝利するという快挙を達成しました。優勝を記念して祝賀セレモニーが実施され、地元市から栄誉賞も授与されました。

不祥事

一方で、2017年にはサッカー部の部員による飲酒問題が発覚し、調査が行われました。これにより、学校側は大会への出場辞退を決定するなど、教育機関としての責任を重視した対応が取られました。

著名な出身者

本校からは多くの著名な出身者が輩出されています。サッカー選手の増田誓志、興梠慎三、山本郁弥などがその一例であり、他にも多方面で活躍する卒業生がいます。

まとめ

鵬翔中学校・高等学校は、実践的な学びを通じて学生の成長を支援する教育機関です。優れた教育環境と多様な学科、そしてサッカー部のようなスポーツ活動を通じて、学生たちは自らの可能性を引き出すことができる場を提供されています。

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