鶴ヶ崎好昭

鶴ヶ﨑 好昭（つるがさき よしあき、1990年1月9日 - ）は、日本の元ラグビー選手。現在はサーブプロモーションに所属し、俳優としても活動している。青森県の出身。ウィング（WTB）としてパナソニック ワイルドナイツでプレーし、7人制日本代表にも選出された経験を持つ。

ラグビーキャリア

1990年1月9日に青森県で生まれた鶴ヶ﨑氏は、16歳からラグビーを始めた。地元の青森県立三沢商業高等学校に進学後、その才能を開花させ、高校日本代表にも選ばれるほどの活躍を見せた。

高校卒業後の2008年、ラグビーの強豪校である東海大学へ進学。大学時代には、日本の世代別代表であるU20日本代表に選出されるなど、国内外での経験を積んだ。東海大学時代のチームメイトには、後にトップリーグで活躍する佐藤善仁氏、天坂裕也氏、安井龍太氏などがいた。

大学を卒業した2012年、日本のトップリーグに所属するパナソニック ワイルドナイツへ加入し、プロラグビー選手としての道を歩み始めた。ポジションはウィング（WTB）であり、身長185cm、体重93kgというアスリートとして恵まれた体格を活かし、トライゲッターとしてチームに貢献した。ニックネームは「ツル」としてチームメイトやファンから親しまれた。

トップリーガーとして活躍する傍ら、ラグビー界以外でも注目を集めたのが、トップリーグが開催したビューティボディコンテストでの優勝である。日々の厳しいトレーニングで鍛え抜かれた肉体美が高く評価され、話題となった。

日本代表としては、国際舞台で活躍する7人制ラグビー日本代表に選出された経験を持つ。特に2017年には、日本ラグビーフットボール協会と、この7人制日本代表チームに専念するための専任選手契約を初めて締結した。これは当時の日本ラグビー界における新たな試みであり、鶴ヶ﨑氏が7人制代表の中心選手の一人として期待されていたことを示している。

2019年、長年にわたる現役生活にピリオドを打ち、ラグビー選手としてのキャリアを終えた。

引退後の活動

現役引退後、鶴ヶ﨑氏は新たなキャリアとして俳優の道に進んだ。現在はサーブプロモーションに所属し、主にテレビドラマを中心に活動の場を広げている。

主な出演作品は以下の通りである。

テレビドラマ
『ノーサイド・ゲーム』（2019年、TBS） - 岬洋 役
『半沢直樹（2020年版）』（2020年、TBS） - 白井大臣のSP 役
『ドラゴン桜 第2シリーズ』（2021年、TBS） - 鶴ヶ﨑 役
『日本沈没-希望のひと-』（2021年、TBS）
『愛しい嘘〜優しい闇〜』第3話（2022年1月28日、テレビ朝日） - 永瀬 役

これらの出演歴からもわかるように、引退後は俳優として着実にキャリアを積み重ねている。元アスリートならではの存在感や身体能力を活かし、今後さらなる幅広い活躍が期待される人物である。

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