鶴見大学短期大学部

鶴見大学短期大学部の概要

鶴見大学短期大学部は、神奈川県横浜市に位置する私立の短期大学で、学校法人総持学園によって設立されています。1924年に創立され、1953年には正式に大学としての認可を受けました。ここでは、学生に対して仏教に根ざした教育を提供し、保育科と歯科衛生科という2つの専門分野に注力しています。男女共学制を取っており、現在も多くの学生がここで学んでいます。

教育と研究

この短期大学部は、多彩な実習プログラムを重視しています。特に保育科では、附属の幼稚園で実際の教育現場を体験しながら学ぶことができ、卒業生は全ての保育士資格を取得できるようになっています。一方、歯科衛生科では、大学附属の病院での実習も設けられており、専門知識を深めるだけでなく、実践的な技術も磨くことができます。これにより、実社会で求められる即戦力としての資質を身につけることが可能です。

学風と特徴

鶴見大学短期大学部は、仏教系の教育機関として多くの宗教行事を開催しています。「精霊祭」、「御忌会」、「成道会」といったイベントは、学生たちが精神的な成長を促す機会となっています。特に、歯科衛生科は鶴見大学歯学部と連携したカリキュラムを展開しており、専門的な知識と技術の習得を目指しています。

沿革

この短期大学部の歴史は、1940年代にさかのぼります。1951年に学校法人総持学園が設立され、1953年には文部省から短期大学として認可を受けた結果、鶴見女子短期大学として開学しました。その後、いくつかの学科が新設され、1999年には現在の鶴見大学短期大学部に改称されました。各時代において入学定員増加があり、現在は保育科で200名、歯科衛生科で150名の定員があります。

取得資格と進路

卒業生は、保育科で保育士資格を取得することができ、また、歯科衛生科では歯科衛生士資格取得が前提とされています。さらに、保育専攻や教職課程を通じて、幼稚園教諭免許状の取得も可能です。これにより、卒業後の進路は多岐にわたり、進学先としては系列の鶴見大学をはじめ、他の大学への編入学も実現しています。

キャンパス環境と学生生活

キャンパスには、本館や体育館、図書館、学生食堂などの施設が整備されています。特に図書館は、大学全体で約55万冊の蔵書を誇り、学びの場として利用されています。また、大学全体のイベントとして行われる「紫雲祭」は、毎年11月に開催され、学生同士の交流の場として重要な役割を果たしています。

結論

鶴見大学短期大学部は、実務的なスキルを身につける機会を豊富に提供する教育機関です。仏教に基づいた倫理観や道徳観を育むと同時に、専門的な知識と技術を学ぶことで、卒業生は社会で求められる職業人としての基盤を築いています。

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