麒麟 (お笑いコンビ)

麒麟（きりん）

「麒麟」は、吉本興業に所属する日本の人気お笑いコンビで、1999年の結成以来多くのファンに愛されています。特に『M-1グランプリ』では2004年から2006年の間に3位を獲得したことで、その名は広まりました。

コンビメンバー

コンビは、

• - 田村 裕（たむら ひろし）（1979年9月3日生まれ、45歳）: ツッコミ役（バラエティではボケを担当）。立ち位置は向かって左。
• - 川島 明（かわしま あきら）（1979年2月3日生まれ、45歳）: ボケ役（バラエティではツッコミを担当）。立ち位置は向かって右。

コンビの背景

「麒麟」は、NSC大阪校の同期である田村と川島によって結成されました。田村は高校の先輩とのコンビが解散した後、川島と出会い、彼のツカミの巧みさに影響を受けてコンビを組むことに決めました。

コンビ名は当初から難しい漢字の方が印象に残るという考えから「麒麟」と名付けられました。この名称は周囲からも好評を得て、ファンレターなどでよく間違えられることもあるものの、浸透しています。

ニュースと活動

2006年には、単独ライブ「麒麟デシタ」を持ってbaseよしもとを卒業し、以降はコンビとしての活動は減少しましたが、両者はピンでの活躍が目立つようになりました。

特に、川島は2021年から朝の情報番組『ラヴィット!』のMCに就任し、初の帯番組のMCとして好評を博しています。コンビとしては2023年に約6年ぶりの単独トークライブ「ふたりっきりん」を東京で開催しました。

M-1グランプリへの挑戦

「麒麟」は『M-1グランプリ』の第一回大会で決勝に進出し、関係者から非常に高い評価を得ました。2001年大会では決勝まで進出したものの、結果は5位に終わりました。しかし、そのパフォーマンスは審査員の松本人志に絶賛され、その後の知名度向上に大きく寄与しました。

その後も、2002年と2003年には決勝に進出し、特に2004年には準決勝で敗退したものの、苦労の末に決勝に戻り、最終決戦に進出しました。田村のアドリブによる台詞が印象に残り、観客を魅了しましたが、逆境により思うような結果は得られませんでした。

賞歴

「麒麟」はM-1グランプリ以外でも多くの賞を受賞しています。たとえば、2001年には第2回笑わん会で優秀賞、2002年には第23回ABCお笑い新人グランプリで優秀新人賞を受賞しました。また、2004年には平成年16年度NHK新人演芸大賞で演芸部門の大賞を受賞しました。

メディア活動

「麒麟」は数多くのテレビ番組に出演しており、バラエティ番組を中心に活躍しています。特に「生活笑百科」や「土曜ドカンっ!」などのレギュラー番組で知られています。また、ラジオやウェブテレビ、さらにはCMやアニメの声優など多岐にわたって活動しています。

特徴と魅力

「麒麟」の魅力は、独自のネタ作りと二人のキャラクターにあります。田村のしっかりしたツッコミと川島の独特なボケのバランスは、観客を常に楽しませる要素となっています。また、彼らのユーモアは観察力に富んでおり、斬新な視点から様々な社会問題を扱うことでも知られています。

今後も「麒麟」の活動に注目し、さらなる成長を期待しましょう。

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