麒麟・千鳥の二笑流TV

『麒麟・千鳥の二笑流TV』：baseよしもと発！人気芸人によるバラエティ番組

2005年5月4日から2006年10月25日にかけて、GAORAで放送されたバラエティ番組『麒麟・千鳥の二笑流TV』。大阪のbaseよしもとを舞台に、麒麟（川島明、田村裕）と千鳥（大悟、ノブ）の4人を中心とした、個性豊かな芸人たちが繰り広げる笑いの数々が詰め込まれた番組でした。

baseよしもと芸人総出演！

番組は主にbaseよしもとで収録され、スタジオパートとロケパートで構成されていました。スタジオパートでは、baseよしもと所属芸人による漫才やコントが披露されました。ここで見られるネタは地上波では放送されない、貴重な内容も含まれており、ファンにとって見逃せない要素でした。麒麟と千鳥の2組は、特別な「ネタスペシャル」回を除いてはネタを披露することはありませんでした。

予測不能！バラエティ豊かなコーナー

番組後半は、baseよしもと所属芸人1人が進行役を務めるゲームコーナーと、複数の継続企画から構成されていました。ゲームコーナーは毎回内容が異なり、目的や司会者も変わるという、視聴者にとって予測不能な展開が魅力でした。

ゲームは、芸人たちがトークを繰り広げるパネラー形式のものや、体を張った過酷なチャレンジなど、多様なスタイルがありました。後者では、棒で殴られる、ドライヤーの熱風を顔に当てる、危険な動物に触るなど、芸人たちの体を張った姿が見られました。

一方、継続企画は麒麟と千鳥のメンバーが担当するもので、数週間にわたって放送されるシリーズ形式となっていました。

個性光る！人気継続企画の数々

番組には個性的な企画コーナーが多数存在し、視聴者の記憶に残るものとなりました。

DJアッキーの突撃お宅訪問: DJに扮した川島明が、後輩芸人の家へ突然訪問し、土足で家の中を荒らしまわるロケ企画。事前に知らされていなかった後輩芸人は驚き、そして、ほぼ確実に「靴を脱げ！」とツッコむという定番の展開が見られました。さらに、芸人たちが大切にしている品物（有名人のサインなど）が壊されることも珍しくありませんでした。

大悟イズム: 大悟が自身の興味のあるテーマを勝手にレクチャーする企画。野球や釣りなど、大悟独特の視点から語られる内容が特徴でした。

俺たちおわライバル: 暗いスタジオで、全身タイツ姿の田村裕とノブが体を使った対決を繰り広げる企画。体格では田村が優勢でしたが、ノブの勝利が多く、結果的にノブが勝ち越すという、意外な展開も見られました。

大悟亭: 大悟とダイアン津田篤宏による料理企画。料理好きの津田が、材料費を抑えた美味しい料理を作り、大悟がそれを採点するという内容でした。津田の自宅で収録が行われましたが、大悟の自由奔放な行動も大きな見どころでした。このコーナーは、『千鳥のぼっけぇTV!』でも継続されました。

番組終了とその後

麒麟のbaseよしもと卒業に伴い、2006年10月25日放送分をもって『麒麟・千鳥の二笑流TV』は終了しました。その後、千鳥がメインを務める『千鳥のぼっけぇTV!』がスタートし、一部コーナーは引き継がれ、番組の系譜は受け継がれていきました。

『麒麟・千鳥の二笑流TV』は、baseよしもとを舞台に、人気芸人たちが繰り広げた予測不能な笑いの数々で多くの視聴者を魅了した番組でした。その自由奔放なスタイルと、芸人たちの個性が際立つ企画の数々は、今もなお多くの人の記憶に刻まれていると言えるでしょう。

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