麻場一徳

麻場 一徳（あさば かずのり）について

麻場一徳は、1960年9月12日生まれの日本の元陸上競技選手です。彼は愛知県岡崎市の出身で、大学時代には多くの競技大会に出場し、陸上において顕著な成績を収めました。現在は山梨学院大学の教授として、陸上競技部の部長および監督も務めています。

経歴

麻場は岡崎市立城北中学校を経て、愛知県立岡崎高等学校を卒業。その後、筑波大学に進学し、更なる競技力向上を図りました。大学4年次には、第9回アジア大会の1600メートルリレーで第1走を担当し、見事に優勝を果たしました。また、400メートルリレーでは第3走として3位入賞を達成しています。大学卒業後は筑波大学大学院へ進み、さらなる成長を目指しました。

大学院在学中のユニバシアードエドモントン大会では、400メートル走で準々決勝に進出し、翌年の第1回世界陸上競技選手権大会では、1600メートルリレーにて第2走を務め、準決勝に進出しました。彼の努力と才能は、競技者としての素晴らしい業績を築く基盤となりました。

教育者としてのキャリア

現役選手を引退後、麻場は筑波大学体育センターで準研究員として活動をスタートさせ、その後1987年には都留文科大学文学部初等教育学科の専任講師に就任しました。1993年9月には助教授に昇進し、2002年10月には教授となりました。さらに、2016年4月からは山梨学院大学スポーツ科学部のスポーツ科学科教授として、学部長補佐の役割も果たしています。

陸上競技への貢献

麻場は、シドニーオリンピックで陸上競技の解説者としても活躍しました。また、日本陸連強化委員会で男子短距離副部長を経て、2012年まで女子短距離部長を務め、様々な役割で日本陸上界の強化に貢献しました。2014年11月に日本陸連強化副委員長になり、2015年9月30日には強化委員長に就任しています。これにより、陸上選手たちのレベルアップに寄与し、リオデジャネイロオリンピックでは日本チームの監督として選手たちを指導しました。

2020年の東京オリンピックではプロジェクトチームのトラック・フィールド部門を統括し、選手たちのパフォーマンス向上に努めました。麻場のキャリアは、選手としてだけでなく教育者、指導者としても多方面での成功を収めています。

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麻場一徳は、その競技者時代の成績に留まらず、教育および指導者としてのキャリアを通じて日本の陸上競技界に多大な影響を与え続けています。

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