黒川和樹

黒川 和樹（くろかわ かずき）

概要

黒川和樹、2001年6月17日生まれ、山口県下関市出身の陸上競技選手で、主にハードル競走を専門としています。彼の実績は中高生時代から始まり、急速に成長を遂げてきました。大学では法政大学に進学し、更なる記録更新を続けています。

来歴

黒川は中学時代に陸上部に所属し、そこでハードル競走を始めました。当初は四種競技に注力し、特に走高跳が得意でした。その後、山口県立田部高校に進学し、ハードル競走への転向を果たします。高校1年時から400mハードルに出場し、2年時には県大会で110mハードルと400mハードルの二冠を達成しました。

3年生の時には、全国高校総合体育大会で400mハードルで3位、110mハードルで5位の成績を収め、特に8月には300mハードルでU20日本記録を樹立しました。この活躍により、彼は注目される存在となりました。

2020年に法政大学に入学した黒川は、翌年の日本学生陸上競技選手権大会で400mハードルに出場し、素晴らしい自己記録を残しました。同年、105回日本陸上競技選手権大会では同種目で初優勝を収め、この成果により東京オリンピックの代表選手に選ばれました。オリンピック予選では50秒30のタイムで惜しくも敗退しましたが、その後の活動も目が離せないものでした。

国内外の大会成績

2022年6月には日本陸上競技選手権大会で400mハードルを連覇し、7月には世界陸上競技選手権大会の代表に内定します。世界選手権では準決勝に進出しますが、決勝には進めませんでした。次の年には、世界陸上選手権の日本代表に再選出され、自己ベストを更新する好成績を収めました。2023年のアジア競技大会でも高い競技力を示しましたが、4位となる結果でした。

将来展望

2024年に法政大学を卒業し、住友電工に入社した黒川は、次のパリオリンピックでの活躍が期待されます。しかし、右ハムストリングスの肉離れで日本選手権を欠場し、代表決定には至りませんでした。彼はInstagramで「治療に専念し、秋シーズンへ向けて努力していく」と意気込んでおり、今後の復帰に期待が寄せられています。

人物

黒川は競技中に眼鏡を着用し、ずれないようにヘアバンドで固定していますが、2022年の選手権大会ではヘアバンドを忘れて出走するハプニングがありました。このエピソードからも、彼の競技に対する真剣さとユーモラスな一面が垣間見えます。

彼の今後の成長と活躍に注目が集まっています。

もう一度検索