黒木真生

黒木真生：プロ雀士、経営者、そしてライター

黒木真生氏は、1973年生まれの日本のプロ雀士です。日本プロ麻雀連盟では七段の段位を持ち、理事としてメディア対策部長と法務部長代行を務めるなど、組織運営にも深く関わっています。さらに、麻雀企画会社である株式会社バビロンの代表取締役も兼任するなど、その活動は多岐に渡ります。

黒木氏は1997年、早稲田大学商学部在学中に日本プロ麻雀連盟のプロテストに合格しプロ雀士となりました。その後、麻雀雑誌『ビクトリー麻雀』の編集に携わり、ライターとしての活動を開始します。同誌で連載した東北から北海道への旅打ち企画は、CS放送MONDO TVの番組『麻雀デラックス』に採用されるなど、早くからメディアへの露出機会を増やしていきました。

映像対局での成績は必ずしも目覚ましいものではありませんでしたが、黒木氏は麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部」への初期からの出演や、ライター業、テレビ出演を通じて麻雀業界との接点を広げていきました。近年は、日本プロ麻雀連盟の広報活動に注力し、麻雀界の裏方として重要な役割を果たしています。また、近代麻雀の公式note『麻雀界の真実』では「近代麻雀黒木」の名で有料記事を配信するなど、積極的に情報発信を行っています。

株式会社バビロンの代表取締役就任は、前代表の馬場裕一氏から「肩書きが嫌いだ」という理由で打診されたことに端を発します。黒木氏はこれをあっさり受け入れたというエピソードも知られています。

プロ入り後、多くの執筆活動を行ってきた黒木氏ですが、自身は文章を書くのが苦手だったと語っています。しかし、馬場氏や担当編集者から「センテンスを短くする」「同じ単語を繰り返さない」といった基本的なアドバイスを受け、それらを意識することで読みやすい文章の執筆を可能にしました。

黒木氏の活動は、プロ雀士としての対局にとどまりません。麻雀業界の広報、メディア対応、組織運営、そしてライターとしての執筆活動など、多様な役割を担い、麻雀界の発展に貢献しています。近年は、自身の経験や知識を活かした書籍も出版しており、『誰が麻雀界をつぶすのか』『Mリーガーの素顔』『麻雀界炎上事件簿』など、麻雀界の様々な側面を深く掘り下げた内容となっています。これらの著作は、麻雀ファンのみならず、業界関係者にも高い関心を集めています。

このように、黒木真生氏はプロ雀士として、経営者として、そしてライターとして、麻雀界に多大な影響を与え続けている人物と言えるでしょう。その活動は、麻雀界の未来を担う重要な存在として、今後も注目を集め続けることでしょう。

出演番組
モンド麻雀プロリーグ（MONDO TV、モンド名人戦解説）

著書
『誰が麻雀界をつぶすのか』（竹書房、2023年5月6日）
『Mリーガーの素顔』（竹書房、2023年12月5日）
『麻雀界炎上事件簿』（竹書房、2024年7月1日）

外部リンク
黒木真生 (@kurokimasao) - X（旧Twitter）
黒木真生 - 龍龍(ron2.jp)
* 近代麻雀黒木 (kinmakuroki) - note

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