＃1 インフィニティ

1 インフィニティ（ナンバーワン インフィニティ）は、スーパースター・マライア・キャリーのレガシーを称えるべく制作されたベストアルバムです。2015年5月18日にはアメリカで、続いて6月24日には日本でリリースされました。

このアルバムは、キャリーが1990年にデビューしてから約10年間にわたり在籍していたソニーミュージックとの契約再締結を記念して企画されたものです。それに伴い、彼女の全米No.1ヒット曲18曲が収められており、特に「ワン・スウィート・デイ（One Sweet Day）」はビルボードの総合シングルチャートで16週連続1位を記録しました。また、「ウィ・ビロング・トゥゲザー（We Belong Together）」も14週1位という圧倒的な成績を誇ります。これらの曲は、いずれもキャリーの音楽キャリアにおける重要なマイルストーンです。

アルバムのプロモーションとして、2015年4月14日にソニーミュージックとの契約とこのアルバムの発売が発表され、続けて4月27日にはアルバムからの新曲「インフィニティ（Infinity）」が先行公開されました。この新曲は、ファンに新たな期待感を与え、キャリーの音楽の新しい一面を感じさせるものでした。

日本盤にはボーナストラックが収録されており、特に注目すべきはドラマ『29歳のクリスマス』の主題歌であり、国内でミリオンセールスを記録した「恋人たちのクリスマス（All I Want for Christmas Is You）」です。この曲は、クリスマスを象徴する楽曲として日本でも広く知られており、アルバムの魅力をさらに引き立てています。

アルバムリリース後の2015年5月から2017年8月にかけて、マライア・キャリーはラスベガスのシーザーズ・パレスでこのアルバムに収録された曲を中心にした定期公演『#1 to Infinity』を行ないました。多くのファンがこの特別な公演を楽しみにしており、マライアの素晴らしいパフォーマンスを直に体験する機会となりました。

アルバムの収録曲は、彼女の音楽スタイルや多様性を反映しており、アメリカだけでなく世界中に多くの支持者を抱えるキャリーの魅力を再確認させてくれます。数々のヒット曲が集う本作は、マライア・キャリーのキャリアの集大成ともいえる重要な作品として、音楽ファンにとって必聴のアルバムと言えるでしょう。

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