*ChocoLate Bomb!!

ChocoLate Bomb!!（ちょこれーとぼむ）

ChocoLate Bomb!!（ちょこれーとぼむ）は、動画投稿サイトでの活動をきっかけに誕生した日本の7人組ボーイズアイドルグループです。「ちょこぼ」の愛称で親しまれています。彼らの活動は、同じく動画サイトから人気を得たアイドルグループ、むすめん。（現在のMeseMoa.）に憧れを抱いたえ～すけ氏が、「自分もアイドルとして輝きたい」という強い思いからメンバーを集めたことから始まりました。グループは現在、株式会社DDに所属し、多岐にわたる活動を展開していましたが、2024年9月1日をもって無期限の活動休止期間に入りました。

結成とセルフプロデュースの軌跡

グループの原型は、2014年2月24日に投稿された「踊ってみた」動画に遡ります。この動画を機に、え～すけ、ゆじまる、たっくん、いりぽん、ぱんめんの5人が集結し、「ChocoLate Bomb!!」として活動を開始しました。結成の中心となったえ～すけは、むすめん。のお手伝いをしていた経験があり、そこで刺激を受けてグループ結成を決意しました。初期メンバーは全員がニコニコ動画などで「踊ってみた」動画を投稿していたパフォーマーたちでした。

特筆すべきは、彼らが株式会社DDに所属するまでの期間、完全にセルフプロデュースで活動していた点です。ライブ会場のブッキング、楽曲の選定、衣装のデザインや手配、さらには音源やプロモーションビデオの編集に至るまで、メンバー自身がすべてを担いました。この経験は、グループの自主性を育み、その後の活動スタイルの基盤となりました。事務所所属後も、YouTubeチャンネルでの企画動画や配信など、メンバー発信による活動を積極的に行っています。

メンバーの変遷と7人体制の確立

結成当初5人だったメンバー構成は、活動の中で変化を経て現在の7人体制へと移行しました。2016年4月末に初期メンバーのいりぽんが卒業し、一時は4人体制で活動を続けましたが、同年11月にはれおが加入し5人体制に戻ります。さらに、2018年からは渚こうた、さっさーが研修生「ChocoLate Baby!!」として活動に帯同するようになります。

2019年、彼らにとって大きな転換期が訪れます。研修生だった渚こうた、さっさーが加入をかけたワンマンライブを成功させ、同年9月1日にChocoLate Bomb!!への正式加入が発表されました。これにより、グループはえ～すけ、ゆじまる、ぱんめん、たっくん、れお、渚こうた、さっさーの7人体制となりました。一時、ミニヤギの「しろぺん」がメンバーとして加わるというユニークな出来事もありましたが、同年9月をもって卒業し、以降は現在の7人体制での活動を継続しました。現在のメンバーはそれぞれに担当カラーを持ち、リーダーは黄色担当のえ～すけが務めています。

多彩な活動とファンとの繋がり

ChocoLate Bomb!!は、CDリリース、全国ツアーを含むライブ活動を中心に、精力的に活動を展開してきました。2015年には初のCDとなるシングル『Vanguard』とミニアルバム『MARBLE』を発売。その後もコンスタントに作品を発表し、Zepp DiverCity(TOKYO)やパシフィコ横浜といった大型会場でのワンマンライブも実現させました。

彼らの活動の根幹には、動画投稿サイトでの経験があります。オリジナル楽曲のミュージックビデオやライブ映像に加え、「踊ってみた」動画の投稿も継続。さらに、YouTubeチャンネルではメンバーの日常を収めたバラエティ企画や、メンバー個人のソロ企画など、ファンが彼らをより身近に感じられるようなコンテンツを多数配信してきました。これらの活動は、ファンとの強固な繋がりを築く上で重要な役割を果たしました。

音楽活動以外にも、メンバーは多方面で活躍しました。舞台やミュージカルに出演したり、ネットドラマに登場したり、アニメやゲームのキャラクターボイスを担当したりと、その活動の幅を広げていきました。また、ラジオ番組へのレギュラー出演や、写真集、雑誌の掲載といったメディア露出も積極的に行い、アイドルとしての魅力を様々な形で発信しました。

活動休止、そして未来へ

精力的な活動を続けてきたChocoLate Bomb!!でしたが、2024年2月25日、無期限の活動休止を発表しました。そして、2024年9月1日、パシフィコ横浜にてラストライブ「ChocoLate Bomb!! BEST LIVE 〜My sweetest memories〜」を開催。多くのファンが見守る中、彼らは一時活動に区切りをつけました。動画投稿サイト発のグループとして、セルフプロデュースから始まり、多くのファンと共に成長してきた*ChocoLate Bomb!!。彼らが残した足跡は、今後のボーイズアイドルシーンにおいても記憶され続けるでしょう。

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