+Ultra

+Ultra（プラス・ウルトラ）について

2018年10月に放送を開始した「+Ultra」は、日本の深夜アニメ枠としてフジテレビおよびBSフジなどで放送されています。この枠の特徴は、特に海外の視聴者を意識した作品のラインナップであることです。この革新的なアプローチは、今までの深夜アニメ枠と一線を画しています。

開発の背景

「+Ultra」の設立は、2018年の3月8日に発表された「『Plus Ultra』 フジテレビ アニメラインナップ発表会2018」で正式に告知されました。当枠は、既存の『ノイタミナ』枠と同時に展開され、木曜深夜に新たに設けられました。フジテレビのプロデューサー、森彬俊氏は、「+Ultra」は『ノイタミナ』とは「兄弟のようなもの」と位置付けていますが、国内のアニメファンが好むような作品は避け、国際的な視点で制作された作品を選んでいると語っています。

大多亮常務も「世界を見据え、破格の制作費を投じる」という方針を示しており、質の高いコンテンツ制作を目指しています。また、ムービングロゴのデザインは著名なアニメーター大友克洋氏が手掛けています。

共同制作と放送時間の変更

2021年9月23日には、クランチロールやスロウカーブとの共同制作が発表され、これによりさらなるグローバル展開が期待されています。また、2024年1月には『B8station』枠が「+Ultra」と連続した形で放送時間を変更し、月曜日深夜にアニメ枠が設けられる予定となっています。

放送作品と配信プラットフォーム

「+Ultra」では、さまざまなジャンルの作品が放送されており、その多くは日本国内だけでなく海外に向けても配信されています。初期はNetflixでの独占配信が行われましたが、『セスタス -The Roman Fighter-』以降は国内のFODでの主要な配信に切り替わり、海外ではクランチロールが独占的に展開しています。最近の作品においては『大雪海のカイナ』がAmazon Prime Videoでの独占配信となり、さらに『アンデッドガール・マーダーファルス』以降は、最新話が無料で複数の配信プラットフォームで視聴できるようになっています。

放送局と配信状況

「+Ultra」の放送は主にフジテレビ系列で行われていますが、一部地域では他の放送局でも取り扱われています。例えば、青森朝日放送やTOKYO MXなどが過去に「+Ultra」枠の作品を放送している例があります。2023年7月時点での放送状況に注目することで、様々なエピソードを視聴することが可能です。

結論

「+Ultra」は、日本の深夜アニメを新たな視点から楽しむためのプラットフォームとしての役割を果たしており、今後の展開に期待が寄せられています。国境を越えた魅力あるストーリーが視聴者に届けられることを楽しみに待ちましょう。

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