.cxは、
[国別コードトップレベルドメイン]の一つで、
オーストラリア領クリスマス島に割り当てられています。クリスマス島の
インターネットプレゼンスにおいて重要な役割を果たしています。
管理体制の変遷
当初、このccTLDはPlanet Three Limitedという
イギリスと
オーストラリアにオフィスを構える企業によって運営されていました。しかし、同社は後に破産し、活動を停止しました。その後、Planet Three LimitedはCIIA(当時はDot CX Limitedという名称)に管理権を譲渡しました。
この譲渡は、クリスマス島の地方政府によって支持されましたが、
オーストラリア連邦政府は当初、承認を保留しました。その後、
オーストラリア政府はCIIAを.cxの正式な管理者とする覚書を公布し、最終的に譲渡を承認しました。現在は、Christmas Island Domain Administration Limitedによって管理されています。
日本での利用
.cxドメインは、クリスマス島以外の個人や法人も登録可能です。そのため、日本国内でも利用されています。有名な例として、フジテレビジョンが挙げられます。フジテレビジョンは、コールサイン「JOCX-TV/DTV」を使用しており、
映画「
劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」の公式サイトなどで.cxドメインを使用していました。これは、ドメイン名に自社のコールサインの一部を取り入れたユニークな利用例と言えるでしょう。
関連情報
CoCCA Registry Services (NZ) Limited
IANA Delegation Record for .CX