1.2.3.4.GO!ロック!

meg rockの「1.2.3.4.GO！ロック！」

「meg rockの『1.2.3.4.GO！ロック！』」は、シンガーソングライターとして活動する日向めぐみが、アーティスト名義であるmeg rockとしてパーソナリティを務めたインターネットラジオ番組です。アニメやゲーム関連の楽曲を多数手掛ける音楽レーベル、ランティスが運営するウェブラジオにて配信されていました。番組名の読みは「メグロックのいち、に、さん、し、ゴー、ロック」。このユニークなタイトル通り、バラエティ豊かな内容で多くのリスナーに親しまれました。

本番組は2005年12月8日に配信を開始し、2006年6月28日までの約半年間にわたり、毎週水曜日に新しいエピソードが更新されました。インターネットラジオという形態を活かし、全国各地のリスナーから寄せられるメッセージやアイデアを積極的に取り入れながら進行。パーソナリティであるmeg rockとリスナーとの距離の近さが特徴の一つでした。

番組を構成する主要なコーナーは以下の通りです。

ふつおた
番組の基本となるコーナーで、リスナーから寄せられる日常の出来事、番組への感想、パーソナリティへのメッセージなど、多岐にわたる内容の普通のお便りを紹介しました。リスナーとmeg rockとのコミュニケーションの場として、番組の雰囲気を作る上で重要な役割を果たしました。

教えて! meg rock!
このコーナーでは、パーソナリティであるmeg rock自身が抱える疑問や悩みをリスナーに打ち明け、その解決策やアドバイスを募集しました。一方的に情報を発信するのではなく、リスナーの知恵や経験を借りながら、共に問題に向き合っていくというユニークな試みでした。

名前をつけてやる!
身の回りの物や概念など、まだ名前がついていない、あるいはもっとしっくりくる名前をつけたいものに対して、meg rockが独自の感性で命名を行うコーナーです。リスナーからの具体的な対象のリクエストも受け付け、meg rockのクリエイティブな一面が発揮される場となりました。

決めてやる！今夜!
リスナーが人生における選択に迷っている際、その決断をmeg rockに委ねるという、番組の中でも特にインパクトのあるコーナーでした。真剣な悩みから軽い相談まで内容は様々でしたが、パーソナリティがリスナーの人生の一端に関わるという点で、他のラジオ番組ではあまり見られない企画でした。

* 6子の部屋
番組のゲストコーナーとして設けられました。特徴的なのは、パーソナリティではなく、meg rockの「大叔母」という設定のキャラクター「黒玉葱6子（くろたまねぎむつこ）」がホストを務めた点です。黒玉葱6子がゲストに対して10項目の質問を投げかけ、普段は聞けないようなゲストの一面を引き出そうとしました。ゲストへの質問はリスナーからも募集され、このコーナーにもリスナー参加の要素が含まれていました。

これらのコーナーを通じて、「meg rockの『1.2.3.4.GO！ロック！』」は、パーソナリティの個性とリスナーの活発な参加によって成り立っており、当時のインターネットラジオシーンにおいて独自の存在感を示しました。約半年の放送期間でしたが、リスナーの記憶に残る番組として語り継がれています。

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