10DANCE

10DANCE：二人の天才ダンサーが織りなす、競技ダンスの物語

井上佐藤氏による漫画作品『10DANCE』は、2011年から連載が開始され、現在も多くのファンを魅了し続けています。竹書房の『麗人』誌で連載が始まり、『麗人Bravo!』を経て、講談社の『ヤングマガジンサード』、『月刊ヤングマガジン』、そして『ヤンマガWeb』へと連載誌を移籍しながら、その人気は拡大を続けています。

本作は、競技ダンスという世界を舞台に、ラテンダンスに秀でた鈴木信也と、スタンダードダンスの天才である杉木信也という、対照的な才能を持つ2人のダンサーの物語を描いています。二人は、ある大会をきっかけに、ラテンとスタンダードの5種目ずつを競う高度な競技「10ダンス」に挑戦することを決意します。

互いに異なるダンススタイルを持つ彼らが、10ダンスの頂点を目指して、それぞれの技術や知識を教え合い、切磋琢磨していく姿は、読者に感動と興奮を与えます。単なる競技ダンスの物語にとどまらず、友情、努力、そして成長といった普遍的なテーマが深く描かれ、幅広い層の読者から支持されている理由です。

連載誌の変遷とコラボレーション

『10DANCE』は、連載誌の移籍を経て、より多くの読者にリーチしてきました。2016年には『ヤングマガジンサード』への移籍を発表、鶴ゆみか氏による応援漫画も掲載されるなど、大きな注目を集めました。さらに2018年には、ダンスカンパニー「バーン・ザ・フロア」とのコラボレーションも実現しています。イベントのチラシに描き下ろしの漫画が掲載されるなど、作品の世界観は現実世界へと広がっていきました。

魅力的なキャラクターたち

主人公の鈴木信也と杉木信也だけでなく、彼らを支える個性豊かなキャラクターたちも物語を彩ります。ドラマCDでは、小野友樹さん、興津和幸さんをはじめとした人気声優陣がキャラクターたちに命を吹き込みました。それぞれのキャラクターの背景や人間関係、成長過程も丁寧に描かれ、読者は彼らに感情移入し、物語に深く引き込まれていきます。

コミックスとドラマCD

『10DANCE』は、竹書房と講談社からコミックスが発売されています。竹書房版は全2巻、講談社版は（2023年1月時点）既刊7巻と、多くのエピソードが収録されています。また、コミックスの特装版には、ドラマCDが付属しており、作品の世界観をより深く楽しむことができます。さらに、一般流通版のドラマCDも発売されており、多くのファンに愛されています。

2025年、実写映画化

そして、2025年には、待望の実写映画化が決定しました。Netflixで配信予定の本作は、大友啓史監督がメガホンを取り、竹内涼真さんと町田啓太さんがそれぞれ鈴木信也と杉木信也を演じます。豪華キャストとスタッフ陣により、『10DANCE』の世界が、新たな形で蘇ることに期待が高まっています。原作漫画の世界観を忠実に再現しつつ、実写ならではの表現で、さらに多くの視聴者を魅了することでしょう。

まとめ

『10DANCE』は、競技ダンスという魅力的な題材と、個性豊かなキャラクター、そして感動的なストーリーが三位一体となった、まさに傑作漫画です。連載開始から現在まで、多くのファンを掴んで離さないその魅力は、実写映画化によってさらに広がりを見せることでしょう。2025年の配信が、いまから待ち遠しい作品です。

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