11-elevens-

奥井雅美の19thオリジナルアルバム『11-elevens-』（イレブンス）は、2021年3月13日にLantisからリリースされました。3年ぶりとなるオリジナルアルバムのテーマは「陰と陽」「光と闇」といった、奥井雅美自身の内面に存在する二面性を表現することです。

制作背景

コロナ禍という状況下で、JAM Projectのメンバーと共に何か形に残せるものを制作したいという思いが、アルバム制作のきっかけとなりました。JAM Projectの影山ヒロノブ、きただにひろし、福山芳樹が楽曲提供で参加し、それぞれの個性が光る楽曲がアルバムに彩りを添えています。

音楽性

アルバムには、多様なジャンルの楽曲が収録されており、奥井雅美の音楽性の幅広さを感じることができます。

プライベートヒロイン-OTAKATSUDAYS-: オタク女子の心情をコミカルに描いた楽曲。「尊い」という言葉が歌詞に登場するなど、共感を呼ぶ要素が満載です。
Civil war-1vs1-: コロナ禍における社会の分断や人々の心の闇を描いたシリアスな楽曲。光を意識して生きてほしいという願いが込められています。
Blood Blade-光と闇の彼方に-: ゲーム『ラングリッサー リインカーネーション -転生-』の主題歌。光と闇の戦いをテーマに、力強い歌声が響きます。
天使と悪魔: R&B調のK-POPを意識した楽曲。新しい音楽性への挑戦が感じられます。
コトノハ: 過去の恋を振り返る男性の心情を切なく歌った楽曲。伝えられなかった言葉への後悔が胸に迫ります。
21世紀サバイバー: 「頑張って生き抜こうよ」というメッセージが込められた応援ソング。困難な時代を生きる人々に勇気を与えます。
JUDGEMENT: AI技術の発達により、管理社会になる未来を危惧した楽曲。SNSでの匿名による誹謗中傷に警鐘を鳴らします。
秋桜: コロナ禍で自死を選ぶ人々が増えたことを受け、残された人々の心情を描いた楽曲。奥井雅美自身が最も好きな楽曲だと語っています。
* Beautiful Life: 『MixBox』の限定コンテンツ『MixUp!』のために制作された楽曲。地球環境問題や、本当に必要なものを見つめ直すことをテーマにしています。

リリースとライブ

アルバムは2021年3月13日に発売。自身の誕生日に合わせて土曜日に発売されました。初回生産分には、ライブチケットの先行申込券が封入されました。

アルバム発売を記念したライブ『奥井雅美 NEW ALBUM『11-elevens-』発売記念ライブ 1 vs 1〜be the light〜』が、2021年5月22日にduo MUSIC EXCHANGEにて開催されました。

『11-elevens-』は、奥井雅美の多岐にわたる音楽性と、時代に対する鋭い視点が凝縮された、聴きごたえのあるアルバムです。

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