12時間超ワイドテレビ

12時間超ワイドテレビ

「12時間超ワイドテレビ」は、テレビ東京が1987年から1989年までの3年間、こどもの日に放送していた子供向けバラエティ特番です。この番組は、テレビ東京のアナログチャンネル番号「12ch」に由来し、視聴者に親しまれました。番組タイトルは同局の新春特番「12時間超ワイドドラマ」に基づきます。

テレビ東京は、当初子供向け大型特番を制作していなかったため、この番組の制作は新たな試みとなりました。毎年、異なるテーマを設けて、子供たちが楽しめる内容を心がけました。また、各放送内では、昼間と夕方に行われるニュース番組も通常通り放送され、視聴者に身近な情報を提供する形も整えられていました。

放送された番組内容

1987年「こどもの日GOGOスペシャル大作戦」

いわゆる第1回目の放送は1987年5月5日、司会にみのもんたを迎え、岡本太郎の監修のもと、ユニークな芸術的要素を取り入れた内容でした。放送時間は朝8時から夜8時まで。

主なコーナー内容には、子供歌の歴史を振り返る「こどもの歌100年史」や、西武球場から中継された「30000人!ジャンボクイズ」、さらには「興奮ファミっ子大会」などがあり、多様なアクティビティが展開されました。

1988年「88こどもの日スペシャルふれあい記念日」

次回の放送は1988年5月5日、司会には桂文珍が加わり、みのもんたも引き続き活動しました。この回では「親子」をテーマにして、放送時間も前回より54分延長され、より充実した内容となりました。

番組には「光GENJIクイズ」や「親子カレー大賞」など、親子で楽しめるコーナーがいっぱいで、視聴者の愛着を育む放送が展開されました。

1989年「超豪華生TV!12時間GOGOスペシャル 地球くらべるトラベル」

1989年5月5日に放送された最後の回では、「旅」をテーマにして内容が大きくリニューアルされました。司会者もみのもんたから桂文珍に代わり、視聴者に新鮮な体験を提供しました。

主なコーナーとしては、樋口可南子による「スペイン感動スケッチ旅行」や親しみやすい「こどもの主張コンクール」などがあり、加えて、ディズニー作品の特集も放送され、様々な楽しみを提供しました。

まとめ

「12時間超ワイドテレビ」は、子供たちに笑いと感動を届けた特別番組として、テレビ東京の歴史の中でも特に印象的なシリーズでした。バラエティ番組のパイオニアとしての位置付けに加え、毎年のテーマ変更や豪華な出演者陣により、多くの視聴者に愛されつづけました。終了した後も、子供たちの心に残る特別な記憶として、誰もが共感し思い起こすことのできる番組だったと言えるでしょう。

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