1748年1月31日の海戦

1748年1月31日の海戦：イギリス海軍によるフランス艦拿捕の戦い

1748年1月31日、オーストリア継承戦争中に、イギリス海軍の戦列艦2隻とフランス海軍の戦列艦1隻の間で小規模な海戦が発生しました。この海戦は、イギリス海軍がフランス海軍の戦列艦を拿捕するという結果に終わりました。

戦闘の経過

1748年1月、フランスの74門艦マグナニムは、ブレスト港から東インドへと向かう途上でした。しかし、ウェサン島沖で嵐に遭遇し、マストの一部が破損してしまいます。そのため、マグナニムは速度を落としてブレストへ帰還しようとしました。その時、エドワード・ホーク率いるイギリス艦隊に発見されます。

イギリス艦隊は直ちに追跡を開始。ロバート・ハーランド艦長が率いるノッティンガムが、午前1時にマグナニムを捕捉し、およそ6時間にわたる追撃戦が繰り広げられました。ホークはマグナニムの規模の大きさを見て、スティーブンス艦長率いる60門艦ポートランドをノッティンガムへの増援として派遣しました。ポートランドからの砲撃を受けたマグナニムは、ついに降伏を余儀なくされました。

損害

マグナニムの乗員686名のうち、45名が戦死、105名が負傷しました。一方、ノッティンガムは戦死16名、負傷者18名、ポートランドは追いついたのが戦闘終盤であったため、負傷者4名を出すに留まりました。

その後

建造から4年未満であったマグナニムは、イギリス海軍に編入され、同名の艦として再出発しました。このことは、当時のイギリス海軍の勢いを示す出来事の一つと言えるでしょう。

まとめ

1748年1月31日の海戦は、オーストリア継承戦争における小規模な戦闘でしたが、イギリス海軍がフランス海軍から戦列艦を拿捕するという重要な結果をもたらしました。この勝利は、当時のイギリス海軍の優位性を示すとともに、フランス海軍にとっては痛手となりました。

参考文献
Allen, Joseph (1852). Battles of the British Navy, Volume 1. Bohn's illustrated library.
Clowes, William Laird (2003). The Royal Navy: v. 4: A History - From the Earliest Times to 1900. Chatham Publishing.
* Winfield, Rif (2007). British Warships in the Age of Sail 1714–1792: Design, Construction, Careers and Fates. Seaforth.

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