1763年の相撲

1763年の相撲

1763年（宝暦13年）の相撲界は、江戸、大坂、京都の各地で複数の本場所が開催され、力士たちの熱戦が繰り広げられました。この年は、各場所の日程や開催場所が記録されており、当時の相撲興行の様子を具体的に知ることができます。

各地の本場所

4月場所（江戸相撲）

興行場所: 神田明神境内
日程: 5月17日（旧暦4月5日）より晴天8日間興行

江戸相撲の4月場所は、神田明神の境内で開催されました。旧暦の4月5日から8日間、晴天に恵まれた中で興行が行われ、多くの観客が力士たちの取り組みを見守りました。

5月場所（大坂相撲）

興行場所: 堀江
日程: 晴天10日間興行

大坂相撲の5月場所は、堀江を興行場所として開催されました。晴天が続いた10日間、熱戦が繰り広げられ、大いに賑わいました。

6月場所（京都相撲）

興行場所: 祇園北林
日程: 7月29日（旧暦6月19日）より興行

京都相撲の6月場所は、祇園北林で開催されました。旧暦の6月19日から興行が行われ、京都の観客も相撲の興奮を楽しみました。

10月場所（江戸相撲）

興行場所: 浅草御藏前八幡宮境内
日程: 11月14日（旧暦10月10日）より晴天8日間興行

江戸相撲の10月場所は、浅草御藏前八幡宮の境内で開催されました。旧暦の10月10日から8日間、晴天の中で興行が行われ、秋の訪れとともに相撲ファンを楽しませました。

まとめ

1763年の相撲は、江戸、大坂、京都の各都市で定期的に本場所が開催され、それぞれの地域で独自の文化を形成していました。各場所の開催場所や日程を詳細に見ることで、当時の相撲興行の盛況ぶりや、人々の生活における相撲の位置づけを知ることができます。これらの記録は、日本の相撲史を研究する上で貴重な資料となっています。

参考文献

* 酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

もう一度検索