1773年の相撲

1773年の相撲界の動向

1773年（安永2年）の相撲界では、各地で本場所が開催され、力士たちの熱戦が繰り広げられました。この年の相撲界の主な出来事を、場所ごとに詳しく見ていきましょう。

江戸相撲

3月場所

興行場所: 深川八幡宮境内
開催期間: 4月11日（旧暦3月20日）より、晴天8日間

春の訪れとともに、江戸では深川八幡宮の境内で相撲興行が開催されました。この場所は、多くの人々で賑わい、力士たちの熱い取り組みが繰り広げられました。

10月場所

興行場所: 本所一ツ目八幡境内
開催期間: 12月12日（旧暦10月29日）より、晴天8日間

秋には、本所一ツ目八幡の境内で再び江戸相撲が開催されました。この時期の相撲も、多くの観客を魅了し、江戸の街を大いに盛り上げました。

大坂相撲

5月場所

興行場所: 堀江
開催期間: 7月4日（旧暦5月15日）より、晴天10日間

大坂では、夏の初めに堀江を舞台に相撲興行が行われました。10日間という比較的長い期間で、力士たちの熱戦が繰り広げられました。大坂の相撲ファンにとって、この場所は一年の中でも特に楽しみな興行の一つでした。

秋場所

秋にも10日間、大坂相撲の本場所が開催されました。具体的な場所や日程の詳細は不明ですが、この時期にも大坂で相撲が盛んに行われていたことが伺えます。

京都相撲

8月場所

興行場所: 二条東
開催期間: 8日間

京都では、夏の終わりに二条東で相撲興行が開催されました。古都の風情の中で行われる相撲は、他の場所とはまた違った趣があったことでしょう。

まとめ

1773年は、江戸、大坂、京都という三大都市で相撲が盛んに行われた年でした。それぞれの場所で、力士たちの熱い戦いが繰り広げられ、多くの人々が相撲を楽しみました。この年の相撲界の動向は、当時の社会や文化を理解する上で重要な資料と言えるでしょう。

参考文献

酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

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