1776年の相撲

1776年の相撲界の動向

1776年（安永5年）における相撲界の出来事を詳細に記します。この年は、江戸、大坂、京都の各地で相撲興行が開催され、それぞれ異なる特徴が見られました。

江戸相撲

1月場所

興行場所: 御蔵前八幡宮境内
開催日: 旧暦1月12日（新暦3月1日）より興行
特徴: この場所の星取は記録が残っておらず、詳細な結果は不明です。また、常連の力士が多数欠場していたことから、本場所ではなく、勧進相撲のような興行であった可能性が指摘されています。

10月場所

興行場所: 深草八幡宮境内
開催日: 旧暦10月11日（新暦11月21日）より晴天8日間興行

大坂相撲

5月場所

興行場所: 難波新地
開催日: 旧暦5月5日（新暦6月20日）より晴天10日間興行

京都相撲

5月場所

興行場所: 二条川東
開催日: 旧暦5月25日（新暦7月10日）より6日間興行

まとめ

1776年の相撲界は、各地で様々な興行が行われた年でした。江戸では1月と10月に、大坂では5月に、京都でも5月にそれぞれ相撲興行が開催され、各地域で相撲が盛んに行われていたことがわかります。特に、1月の江戸相撲は、記録が少なく、本場所であったかどうかが不明な点など、今後の研究が待たれる部分も多く残されています。

参考文献

酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

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