1780年の相撲

1780年の相撲界は、江戸、大坂、京都を中心に各地で興行が盛んに行われた年でした。それぞれの場所で特徴的な取り組みが行われ、相撲文化の発展に貢献しました。

1780年の主な相撲興行

3月場所（江戸相撲）
興行場所: 深草三十三間堂境内
日程: 4月19日（旧暦3月15日）より、晴天6日間（当初は10日間の予定）

この場所は、江戸相撲の春場所として、深草三十三間堂という歴史的な場所で開催されました。当初は10日間の興行が予定されていましたが、天候の影響で6日間に短縮されました。

5月場所（大坂相撲）
興行場所: 難波新地
日程: 10日間

大坂相撲は、難波新地という賑やかな場所で10日間開催されました。この場所では、上方独特の力士たちが熱戦を繰り広げ、観客を魅了しました。

6月場所（江戸相撲・中場所）
興行場所: 芝愛宕山
日程: 7月18日（旧暦6月17日）より、晴天10日間

江戸相撲の中場所として、芝愛宕山で開催されました。10日間という長期間の興行で、多くの相撲ファンが訪れ、力士たちの技を堪能しました。

7月場所（京都相撲）
日程: 10日間

京都相撲は、10日間の興行が行われました。この場所は、京都の伝統と文化が感じられる雰囲気の中で、独特の相撲が展開されました。

10月場所（江戸相撲）
興行場所: 芝神明社内
日程: 11月15日（旧暦10月19日）より、晴天10日間

江戸相撲の秋場所は、芝神明社という神聖な場所で開催されました。10日間の興行で、多くの観客が訪れ、秋の相撲を満喫しました。

まとめ

1780年の相撲界は、江戸、大坂、京都といった主要都市で年間を通して興行が開催され、それぞれの場所で特徴的な相撲が展開されました。各場所の詳細な日程や場所は、当時の相撲文化を知る上で非常に貴重な情報です。

これらの記録は、酒井忠正著『日本相撲史 上巻』に詳しく記されており、当時の相撲界の様子を垣間見ることができます。

参考文献

酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

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