1817年の相撲

1817年の相撲界における主な出来事について解説します。この年は、江戸、大坂、京都の三都で相撲興行が開催され、それぞれ特色のある内容でした。以下に、各場所の詳細をまとめました。

興行場所: 本所回向院
開催日: 旧暦1月20日（新暦3月7日）

1月場所は、江戸相撲の年初を飾る重要な興行でした。本所回向院は、当時から相撲興行の主要な場所であり、多くの観客で賑わいました。

興行場所: 本所回向院
開催日: 旧暦10月5日（新暦11月13日）より、晴天10日間

10月場所も同じく本所回向院で開催され、秋の興行として多くの観客を集めました。この場所は、晴天が続いた10日間興行として行われました。

興行場所: 難波新地

5月場所は大坂で開催され、難波新地が興行の舞台となりました。大坂相撲は、江戸相撲とは異なる独特の文化を持っており、この場所も多くの相撲ファンで賑わいました。

興行場所: 二条川東
開催: 晴天10日間興行

京都相撲は、二条川東で開催され、こちらも晴天が続いた10日間興行でした。京都の文化的な背景もあり、江戸や大坂とは異なる雰囲気の中で興行が行われました。

1817年の相撲は、江戸、大坂、京都の三都でそれぞれ特徴的な興行が行われました。各場所の開催時期や場所、興行日数を比較することで、当時の相撲の盛況ぶりや地域ごとの文化の違いを垣間見ることができます。この年の相撲は、それぞれの地域で多くの人々を魅了し、相撲文化の発展に大きく貢献したと言えるでしょう。

酒井忠正『日本相撲史上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

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