1818年の相撲

1818年の相撲

1818年（文政元年）の相撲界における主な出来事をまとめました。
この年は、江戸、大坂、京都でそれぞれ相撲興行が開催され、各地の相撲ファンを大いに沸かせました。

興行

2月場所（江戸相撲）

開催場所：御蔵前八幡宮社内
日程：旧暦2月15日（新暦3月21日）より、晴天10日間

この場所は、江戸における春の相撲興行として、多くの観客を集めました。御蔵前八幡宮は、当時から相撲興行の場所として親しまれており、江戸の相撲文化を象徴する場所の一つでした。

5月場所（大坂相撲）

開催場所：難波新地

この場所は、大坂における相撲興行の中心地として知られていました。難波新地は、当時から商業の中心地として栄えており、相撲興行も活況を呈しました。

6月場所（京都相撲）

開催場所：二条川東
日程：晴天7日間

京都における相撲興行は、二条川東で開催されました。この場所は、京都の歴史的な景観と相まって、独特の雰囲気を醸し出していました。7日間という短い期間ではありましたが、連日多くの観客で賑わいました。

10月場所（江戸相撲）

開催場所：御蔵前八幡宮社内
日程：旧暦10月25日（新暦11月23日）より、晴天10日間

この場所は、江戸における秋の相撲興行として、再び御蔵前八幡宮で開催されました。春場所と同様に、多くの相撲ファンが熱戦を繰り広げる力士たちを応援しました。

まとめ

1818年は、江戸、大坂、京都という三大都市で相撲興行が開催され、それぞれが独自の文化を形成していたことがわかります。各場所の日程や開催場所を記録することで、当時の相撲の興行形態や人気を窺い知ることができます。これらの情報は、相撲の歴史を研究する上で非常に重要な資料となります。

参考文献

酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

もう一度検索