1862年の相撲

1862年の相撲界

1862年（文久2年）の相撲界における出来事をまとめたものです。

事件

2月場所の開催中、力士の小柳平助が殺害されるという事件が発生しました。この事件は「小柳殺し」と呼ばれ、当時の相撲界に大きな衝撃を与えました。事件の詳細は不明ですが、相撲界における暗部を浮き彫りにする出来事として、後世に語り継がれています。

興行

1862年には、以下の場所で興行が開催されました。

2月場所（江戸相撲）
場所: 本所回向院
期間: 晴天10日間

江戸相撲は、現在の東京都にあたる地域を中心に開催されていた相撲興行です。本所回向院は、江戸相撲の主要な興行場所の一つでした。

6月場所（大坂相撲）
場所: 天満砂原屋敷

大坂相撲は、現在の大阪府を中心に行われていた相撲興行です。天満砂原屋敷は、大坂相撲の代表的な興行場所でした。

11月場所（江戸相撲）
場所: 本所回向院
期間: 晴天10日間

11月場所も、2月場所と同様に本所回向院で開催されました。年2回、江戸で興行が行われていたことがわかります。

まとめ

1862年は、相撲界にとって波乱の年でした。小柳殺しという悲惨な事件が発生した一方で、江戸と大坂でそれぞれ興行が開催され、相撲文化が人々に親しまれていたことが伺えます。

参考文献

* 酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

もう一度検索