1908年ロンドンオリンピックのポロ競技

1908年ロンドンオリンピック ポロ競技

1908年のロンドンオリンピックでは、ポロ競技が1900年パリ大会以来2回目の実施となりました。会場はロンドンのHurlingham Polo Groundsが使用され、Hurlingham Clubが勝利チームにChallenge Cupを贈呈しました。

参加したのは全てイギリスオリンピック委員会代表の3チームで、イングランドから2チーム、アイルランドから1チームが出場しました。試合は、まず2つのイングランドチームが対戦し、その勝者がアイルランドチームと対戦するという形式で行われました。

メダル表



メダル詳細

金メダル: Roehampton (チャールズ・ダーリー・ミラー、ジョージ・アーサー・ミラー、パテソン・ウォマーズリー・ニッカルズ、ハーバート・ヘイドン・ウィルソン)
銀メダル: Hurlingham (ウォルター・バックマスター、フレデリック・フリーク、ウォルター・ジョーンズ、ジョン・ウッドハウス)
銀メダル: アイルランド (ジョン・ハードレス・ロイド、ジョン・ポール・マッキャン、パーシー・オライリー、オーステン・ロザーラム)

試合結果

第1試合: Hurlingham vs Roehampton
第2ピリオドにHurlinghamのジョーンズが先制点を挙げましたが、Roehamptonが第3ピリオドに2点、第5ピリオドに1点を追加し、Roehamptonが勝利しました。

第2試合: アイルランド vs Roehampton
第2試合は第1試合よりも一方的な展開となりました。Roehamptonは第1ピリオドに2点、第2ピリオドにミラーが3点を加え、大量リードを奪いました。アイルランドは試合終了間際に1点を返しましたが、8-0でRoehamptonが圧勝しました。

選手名簿

Hurlingham:
Walter Buckmaster
Frederick Freake
Walter Jones
John Wodehouse
アイルランド:
John Hardress Lloyd
John Paul McCann
Percy O'Reilly
Auston Rotherham
Roehampton:
Charles Darley Miller
George Arthur Miller
Patteson Womersley Nickalls
Herbert Haydon Wilson

大会のハイライト

Roehamptonは、2試合を制し金メダルを獲得しました。他の2チームは対戦しなかったため、Hurlinghamとアイルランドが銀メダルを分け合う形となりました。この大会は、イギリス国内のチームによるポロ競技のレベルの高さを世界に示す機会となりました。

情報ソース

Cook, Theodore Andrea (1908). The Fourth Olympiad, Being the Official Report. London: British Olympic Association
De Wael, Herman (2001年). “Polo 1908”. Herman's Full Olympians. 6 May 2006閲覧。

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