1934年の宝塚歌劇公演一覧

1934年の宝塚歌劇公演一覧

1934年に行われた宝塚歌劇の公演は、様々な魅力的な作品が上演され、多くの観客を魅了しました。本稿では、各組ごとにの公演内容や演出者に関する詳細を振り返ります。

各組の公演スケジュール

星組

• - 1月1日 - 1月31日 (宝塚大劇場)

- 『淺妻船』(水田茂)
- 『ラ・シャット』(岡田恵吉)
- 『御旗の松』(久松一聲)
- 『ラッキー・エール』(宇津秀男)

• - 3月1日 - 3月25日 (宝塚大劇場)

- 『アルルの女』(白井鐡造)
- 『獻上大根』(岸勇作、塩谷孝太郎 演出)
- 『ウイーナー・メーデル』(堀正旗)

• - 7月1日 - 7月31日 (宝塚大劇場)

- 『冠と花嫁』(横田邦造)
- 『傑作』(岸田辰彌)
- 『沈鐘』(山崎紫江)
- 『憂愁夫人』(中西武夫)

• - 8月4日 - 8月19日 (宝塚中劇場)

- 『牡丹燈籠』(水田茂)
- 『女學生日誌』(坪内士行)
- 『御神樂歌』(竹原光三)
- 『シェーネス・ベルリン』(堀正旗)

• - 12月1日 - 12月28日 (宝塚中劇場)

- 『駒王丸』(坪井正直)
- 『昔噺雛娘』(小野晴通)
- 『千日酒』(水田茂)
- 『メキシコの薔薇』(佐藤邦夫 作、白井鐡造 演出)

花組

• - 1月1日 - 1月16日 (宝塚中劇場)

- 『安土物語』(小野晴通)
- 『封印された市長様』(中西武夫)
- 『穴掘り大名』(岡田水都子)
- 『ミックスブルグ』(岸田辰彌)

• - 5月1日 - 5月31日 (宝塚大劇場)

- 『るぱど･きりしたん』(坪井正直)
- 『太平洋行進曲』(酒井慶三 作、岸田・宇津 演出)
- 『踊りくらべ』(竹原光三)
- 『トウランドット姫』(白井鐡造)

• - 7月7日 - 7月22日 (宝塚中劇場)

- 『助太刀商賣』(坪井正直)
- 『ランタン・ルージュ』(竹原光三)
- 『茶壺酒壺』(久松一聲)
- 『カレッヂ・ソング』(原久孝)

• - 10月1日 - 10月31日 (宝塚大劇場)

- 『軍艦旗に榮光あれ』(酒井慶三 作、古富一郎 演出)
- 『猫』(久松一聲)
- 『野すみれ』(白井鐡造)

• - 11月3日 - 11月18日 (宝塚中劇場)

- 『六條河原』(坪内正直)
- 『アパッシュは嗤ふ』(横田邦造)
- 『御神火音頭』(塩谷孝太郎)
- 『四人姉妹』(小松栄作、岡田恵吉 演出)

雪組

• - 2月1日 - 2月28日 (宝塚大劇場)

- 『ショピニア』(荒尾静一)
- 『業平双紙』(久松一聲)
- 『カロリーナ』(岸田辰彌 作、宇津秀男 演出)
- 『寳塚音頭』(水田茂)

• - 3月中旬土・日・祝：雪 (宝塚中劇場)

- 『辰巳の月影』(水田茂)
- 『れ・ろまねすく』(森宗吉)
- 『馬錢の花』(坪井正直)
- 『パルドン・ムッシュ』(佐藤邦夫)

• - 6月1日 - 6月30日 (宝塚大劇場)

- 『天龍寺船』(小野晴通)
- 『愛のワルツ』(白井鐡造)
- 『小鍛冶』(久松一聲)
- 『カルナヴァル』(益田宏)

• - 8月1日 - 8月31日 (宝塚大劇場)

- 『双兒は朗か』(岸田辰彌)
- 『美はしの君』(亀井得美雄 作、宇津秀男 演出)
- 『ヂャブヂャブ・コント』(楳茂都陸平)

• - 9月6日 - 9月24日 (宝塚中劇場)

- 『小谷落城』(小野晴通)
- 『傷害保險』(竹原光三)
- 『山三歌舞伎始』(坂口二郎 作、水田茂 演出)
- 『シェーネス・ベルリン』(堀正旗)

月組

• - 3月26日 - 4月30日 (宝塚劇場)

- 『春のをどり』(坪内士行)
- 『紅梅殿』(久松一聲)
- 『トウランドット姫』(白井鐡造)

• - 5月5日 - 5月20日 (宝塚中劇場)

- 『人生處女航海』(平井房人)
- 『滄海秘曲』(小野晴通)
- 『ベティールウ』(中西武夫)
- 『竹柴道中記』(久松一聲)

• - 9月1日 - 9月30日 (宝塚大劇場)

- 『人形』(久松一聲)
- 『古城の鐘』(宇津秀男)
- 『ヂャブヂャブ・コント』(楳茂都陸平)

• - 11月1日 - 11月30日 (宝塚大劇場)

- 『鳩姫里歸り』(久松一聲)
- 『素襖落』(水田茂)
- 『靑春』(堀正旗)

• - 12月5日 - 12月28日 (東京宝塚劇場)

- 『青春』(堀正旗)
- 『素襖落』(水田茂)
- 『一年を語る』(白井・久松・楳茂都・水田 合同)

東京公演

• - 月組

- 1月1日 - 1月15日
- 『寶三番叟』(久松一聲)
- 『紅梅殿』(久松一聲)
- 『花詩集』(白井鐡造)
- 1月16日 - 1月31日
- 『巴里のアパッシュ』(中西武夫)
- 『紅梅殿』(久松一聲)
- 『花詩集』(白井鐡造)

• - 花組

- 2月1日 - 2月25日
- 『國譚孔雀明王經』(久松一聲)
- 『穴掘り大名』(岡田水都子)
- 『花詩集』(白井鐡造)

• - 雪組

- 3月29日 - 4月29日
- 『れ・ろまねすく』(小林宗吉)
- 『世界の花嫁』(宇津秀男)
- 『春のをどり<寶塚音頭>』(水田茂)

• - 星組

- 5月2日 - 5月31日
- 『太平洋行進曲』(酒井慶三 作、岸田辰彌・宇津秀男 演出)
- 『アルルの女』(白井鐡造)
- 『奴道成寺』(水田茂)
- 『ウィナー・メーデル』(堀正旗)

• - 月組

- 6月29日 - 7月29日
- 『滄海秘曲』(小野晴通)
- 『竹柴道中記』(久松一聲)
- 『トウランドット姫』(白井鐡造)

• - 花組

- 8月1日 - 8月15日
- 『茶壺酒壺』(久松一聲)
- 『パルドン・ムッシュ』(宇津秀男 演出)
- 『棒しばり』(水田茂)
- 8月16日 - 8月29日
- 『棒しばり』(水田茂)
- 『お夏笠物狂』(久松一聲)
- 『カレッヂソング』(吉富一郎 演出)
- 『トウランドット姫』(白井鐡造)

• - 星組

- 9月21日 - 10月29日
- 『封印された市長様』(中西武夫)
- 『牡丹燈篭』(水田茂)
- 『杭爭ひ』(久松一聲)
- 『憂愁夫人』(中西武夫)

• - 雪組

- 11月2日 - 12月2日
- 『ヴォルガの舟唄』(岸田辰彌・宇津秀男)
- 『愛のワルツ』(白井鐡造)
- 『ヂャブ・ヂャブ・コント』(楳茂都陸平)

おわりに

このように、1934年の宝塚歌劇は多数の作品が繰り広げられ、多彩な演出と華やかなステージングで観客を楽しませました。各公演は、作品のテーマや演出家の個性を反映したもので、宝塚の文化に貢献する重要な年となったと言えるでしょう。この年の公演は、宝塚歌劇団の歴史の中でも特に印象深いものとして今なお語り継がれています。

もう一度検索