1956年メルボルンオリンピックの北ボルネオ選手団

1956年メルボルンオリンピック 北ボルネオ選手団

1956年メルボルンオリンピックに、北ボルネオ（現在のマレーシア・サバ州）から選手団が参加しました。この選手団は、北ボルネオがイギリスの植民地であった時代に組織された、唯一のオリンピック選手団です。

北ボルネオの歴史

1881年、イギリスはボルネオ島北部に北ボルネオ会社を設立し、この地域を支配下に置きました。その後、北ボルネオはイギリスの植民地となり、第二次世界大戦中には日本軍に一時占領されるものの、戦後再びイギリスの統治下に戻りました。

1963年、北ボルネオはマラヤ連邦、サラワク、シンガポールと共にマレーシアを結成し、その歴史に幕を閉じました。これにより、「北ボルネオ」という国としての名前は地図から消え、オリンピック選手団もこの1956年メルボルン大会のみの参加となりました。

1956年メルボルンオリンピック

北ボルネオ選手団は、1956年メルボルンオリンピックに初参加にして唯一の参加となりました。しかし、残念ながらメダルを獲得することはできませんでした。冬季オリンピックへの参加もありませんでした。

まとめ

北ボルネオ選手団は、その短い歴史の中で、1956年メルボルンオリンピックという舞台に足跡を残しました。その存在は、激動の時代を生きた人々の記憶と、スポーツの祭典における多様性を物語るものとして、今もなお語り継がれています。



出典
1956年メルボルンオリンピック公式資料 (PDF)

外部リンク
Athletes - Olympic.org
* North Borneo at the 1956 Summer Olympics- Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)

もう一度検索