1976年の台風

1976年は、太平洋北西部で多数の熱帯低気圧が発生し、そのうち25個が台風として分類されました。この年は、日本への台風の接近も多く、合計13個の台風が日本列島に近づきました。しかし、日本本土に上陸した台風は、そのうち台風12号と台風17号の2個に限られました。

特に、9月に日本に上陸した台風17号は、全国的に記録的な大雨をもたらし、甚大な被害を引き起こしました。この台風による降雨量は800億トンを超え、観測史上1位とも言われています。各地で河川の氾濫や土砂災害が発生し、多くの人命が失われるという、非常に大きな爪痕を残しました。

以下に、1976年に発生した各台風の詳細を示します。

台風1号（キャシー）：1月発生
台風2号（ローナ）：2月発生
台風3号（マリー）：3月発生、コンシンとも呼ばれる
台風4号（ナンシー）：4月発生
台風5号（オルガ）：5月発生、ディダンとも呼ばれる
台風6号（パメラ）：6月発生
台風7号（ルビー）：7月発生、フアニンとも呼ばれる
台風8号（サリー）：8月発生、イサンとも呼ばれる
台風9号（テレーズ）：9月発生
台風10号（ヴァイオレット）：10月発生、ルーシンとも呼ばれる
台風11号（ウィルダ）：11月発生
台風12号（アニータ）：12月発生、マリンとも呼ばれる。日本に上陸
台風13号（ビリー）：ニタンとも呼ばれる
台風14号（クララ）：発生
台風15号（ドット）：オサンとも呼ばれる
台風16号（エレン）：パリンとも呼ばれる
台風17号（フラン）：レミンとも呼ばれる。日本に上陸し、甚大な被害をもたらした。
台風18号（ジョージア）：発生
台風19号（ホープ）：発生
台風20号（アイリス）：トヤンとも呼ばれる
台風21号（ジョアン）：発生
台風22号（ルイーズ）：ウェルプリンとも呼ばれる
台風23号（マージ）：ユニンとも呼ばれる
台風24号（ノラ）：アリンとも呼ばれる
* 台風25号（オパール）：バシアンとも呼ばれる

これらの台風は、それぞれ異なる時期に発生し、様々な影響を及ぼしました。特に、台風17号は、その記録的な降雨量と被害の大きさから、1976年の台風を語る上で欠かせない存在となっています。

また、これらの台風に関する詳細な情報や画像は、ウィキメディア・コモンズで確認することができます。

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