1981年東京都議会議員選挙

1981年東京都議会議員選挙

1981年東京都議会議員選挙は、東京都の議会である東京都議会議員を全面的に改選するために、1981年7月5日に投票が行われた選挙です。この選挙は、1965年に東京都議会が自主解散した影響で、統一地方選挙とは2年ずれて実施されています。東京都以外で統一地方選挙と異なる日程で都道府県議会議員選挙が行われるのは、茨城県と沖縄県のみです。

選挙の背景

この都議選は、2年前の都知事選で初当選した鈴木俊一都知事の都政に対する中間評価という側面がありました。また、1980年代の政治動向を占う上でも非常に重要な選挙と位置づけられ、各党は党首クラスを動員して、激しい選挙戦を展開しました。選挙は、1981年6月28日に告示され、127議席を巡って争われました。

選挙結果

1981年7月5日の投票の結果、投票率は54.23%でした。翌日の開票の結果、自民党は現有議席を3議席減らし、社会党も現有議席を下回る結果となりました。一方、公明党は27名の候補者全員が当選を果たしました。前回選挙で議席を減らした共産党は5議席を回復し、社会党から野党第一党の座を奪い返しました。新自由クラブは現状維持、民社党は微増という結果でした。

各党の獲得議席

当選した議員の所属党派は以下の通りです。

自由民主党
公明党
日本共産党
日本社会党
新自由クラブ
民社党
無所属

補欠選挙

1983年4月には、1983年東京都知事選挙に合わせて補欠選挙が実施されました。

参考文献

朝日新聞社『「朝日新聞」縮刷版 1981年6月号』
* 朝日新聞社『「朝日新聞」縮刷版 1981年7月号』

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