1997年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

1997年プロ野球オールスターゲーム：新旧スターが輝いた激戦

1997年のプロ野球オールスターゲームは、7月に開催され、多くの野球ファンを魅了しました。前年日本選手権を制覇したオリックス・ブルーウェーブの仰木彬監督が全パを率い、セ・リーグを制した読売ジャイアンツの長嶋茂雄監督が全セを率いるという、豪華な対戦カードが実現しました。

試合のハイライト

第1戦：大阪ドームでの歴史的開幕

この年開場したばかりの大阪ドームで初めてオールスターゲームが開催され、新たな歴史が刻まれました。特に注目を集めたのは、松井稼頭央選手のオールスターデビューです。2番・遊撃手として先発出場し、自慢の俊足を生かして1試合4盗塁を記録。セ・リーグの捕手陣を大いに苦しめました。

第2戦：清原和博選手のMVP獲得

フリーエージェントで西武ライオンズから読売ジャイアンツへ移籍した清原和博選手が、全セの主砲として2本塁打を放ち、自身6度目のMVPに輝きました。移籍後初のオールスターでの活躍は、多くのファンを沸かせました。

選出選手

両リーグのスター選手たちが選出され、白熱した戦いを繰り広げました。ファン投票で選ばれた選手も多く、オールスターゲームならではの豪華なメンバー構成となりました。

怪我のため出場を辞退した選手もいましたが、補充選手がその穴を埋め、チームに貢献しました。

試合結果の詳細

第1戦、第2戦それぞれのオーダーは以下の通りです。

第1戦オーダー

第2戦オーダー

メディア中継

テレビ中継

第1戦は朝日放送（テレビ朝日系列）とスカイAで、第2戦はフジテレビで中継されました。豪華な解説陣が試合を盛り上げ、ゲストとして佐野重樹さん（近鉄）、高島礼子さん、広末涼子さんが出演しました。

広末涼子さんは第2戦で始球式を務めましたが、翌年からは一般公募の小学生による始球式に改められたため、オールスターゲームにおける芸能人の始球式は、この試合が最後となりました。

ラジオ中継

NHKラジオ第1、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、毎日放送、ラジオ日本など、多くのラジオ局が実況中継を行いました。ラジオならではの臨場感あふれる実況と解説で、多くのファンが試合を楽しみました。特に、ニッポン放送では、ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄さんがゲスト解説として登場し、大きな話題となりました。

まとめ

1997年のオールスターゲームは、大阪ドームでの初開催、松井稼頭央選手のデビュー、清原和博選手のMVP獲得、広末涼子さんの始球式など、数多くの話題に彩られた memorable な試合となりました。両リーグのスター選手たちが一堂に会し、ファンを魅了したこのゲームは、プロ野球史に残る名勝負として、語り継がれることでしょう。

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