2004年のJリーグカップ

2004年Jリーグカップ

2004年のJリーグカップは、ヤマザキナビスコを冠スポンサーに迎え、Jリーグヤマザキナビスコカップとして開催されました。この大会は3月27日に開幕し、11月3日に国立霞ヶ丘競技場にて決勝戦が行われました。FC東京が初めての大会制覇を達成しました。

大会の概要

レギュレーション

2004年のJリーグカップのレギュレーションは以下のようになっています。参加するクラブは、J1リーグの16チームのみで構成されました。これらのクラブは4つのグループに分かれ、グループリーグではホーム・アンド・アウェー方式で対戦を行いました。各グループの1位と2位のクラブが、決勝トーナメントに進出することができました。

また、準々決勝、準決勝、決勝は全て1試合のみで結果を決定します。90分の試合時間内に勝敗がつかなかった場合、15分ハーフのVゴール方式の延長戦が行われ、さらに決着がつかない場合はPK戦で勝者が決まります。

グループリーグ

グループリーグは、3月27日、4月29日、5月29日、6月5日、7月17日、24日の6日間で行われました。各グループの順位や結果については、最終的に決勝トーナメントに進むクラブを決定するために重要な役割を果たしました。

決勝トーナメント

決勝トーナメントの準々決勝は9月4日に、準決勝は10月11日と13日の2日間に行われました。そして、決勝戦は11月3日に行われました。得点が決まらない場合の延長戦は、Vゴール方式で行われました。

決勝戦の展開

決勝戦では、前回優勝の浦和レッズと、初優勝を目指すFC東京が対戦しました。今回は大量の浦和サポーターがチケットを求め、結果的に決勝戦のチケットは3年連続で即日完売となりました。

試合は前半29分にFC東京のジャーン選手が退場し、FC東京は早々に1人少ない状況で試合を余儀なくされましたが、浦和の攻撃に耐え続け、120分間の死闘の末にPK戦へと持ち込みました。PK戦ではFC東京の土肥洋一選手が際立ったセーブを見せ、FC東京は初のタイトルを手にしました。J2からスタートしたクラブがタイトルを獲得するのは、このFC東京が初めてでした。

表彰と記録

この大会における表彰も行われ、ニューヒーロー賞には浦和レッズの長谷部誠選手、MVPにはFC東京の土肥洋一選手、得点王には名古屋グランパスエイトのウェズレイ選手が選ばれました。

テレビ中継

大会の様子はフジテレビジョン系列で放送され、多くのサッカーファンに親しまれました。本大会は、2004年の日本のサッカーシーンにおいても記憶に残るものとなりました。

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