2006 FNS歌謡祭

2006 FNS歌謡祭：豪華アーティスト競演の夜

2006年12月6日、フジテレビ系列にて放送された『2006 FNS歌謡祭』は、数々の名パフォーマンスと忘れられない瞬間で視聴者を魅了した、通算35回目を迎える音楽特番でした。SMAP、Mr.Children、倖田來未など、当時を代表する人気アーティストたちが一堂に会し、華やかなステージを繰り広げました。

番組はSMAPの「Dear WOMAN」で幕を開けました。そして、トリを務めたのもSMAPで「ありがとう」を熱唱。番組の中盤では、SMAPメンバーが司会席に登場する場面もありました。リーダーの中居正広は、少し遅れて22時過ぎに参加するというサプライズもありました。

3年ぶりの出演となったMr.Childrenは、22時台トップバッターとして登場。「しるし」を披露し、会場を感動に包みました。その前に、SMAPとの初共演を果たしたMr.Children。草彅剛から「SMAP、ミスチルの歌よく聴いてます！」とメッセージが贈られたというエピソードも。後日、桜井和寿は別の番組で、当初、自身の座席が『大塚愛と倖田來未の間』と聞いていたが、実際にはDJ OZMAが前に座っていたという面白い裏話を明かしています。

倖田來未は、映画『大奥』の主題歌「運命」をテレビ初披露。主演の仲間由紀恵も共演し、話題を呼びました。

TRFは、グループ結成15周年と7年ぶりのシングルリリースを記念してスペシャルメドレーを披露。ミリオンヒットを記録した「BOY MEETS GIRL」「CRAZY GONNA CRAZY」「EZ DO DANCE」「survival dAnce 〜no no cry more〜」の4曲をメドレーでつなぎ、会場の熱気をさらに高めました。

ジャニーズ事務所からは、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐と、そうそうたるメンバーが出演。それぞれの持ち味を生かしたパフォーマンスは、多くの視聴者を魅了しました。

司会は黒木瞳と草彅剛（SMAP）、進行は川端健嗣アナウンサーと高島彩アナウンサーが務め、スムーズな進行で番組を盛り上げました。

番組を彩る音楽は、武部聡志音楽団が担当。豪華なセットと演出、そして、アーティストたちの魂のこもった歌声とパフォーマンスが一体となり、忘れられない一夜を演出しました。

番組スタッフには、港浩一氏、水口昌彦氏をはじめ、多くのベテランスタッフが名を連ねています。構成、音楽、美術、照明など、それぞれの分野のプロフェッショナルたちが力を合わせ、この素晴らしい番組を作り上げました。

この2006 FNS歌謡祭は、豪華な出演者、素晴らしい音楽、そして、多くの思い出と感動を生み出した、まさに伝説的な音楽番組と言えるでしょう。出演者、スタッフの努力と情熱が凝縮された、まさに音楽史に残る一夜でした。

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