2007年のJリーグ

2007年のJリーグ

2007年の日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）は、3月3日にスタートし、12月1日にシーズンを迎えました。この年のJ1リーグでは鹿島アントラーズが、J2リーグではコンサドーレ札幌がそれぞれ優勝を達成しました。

J1リーグの概要

2007年のJ1リーグは、J2から昇格した横浜FC、柏レイソル、ヴィッセル神戸を含む18チームで争われました。シーズンの順位は、勝ち点を基に、得失点差および得点数を順次評価して決定されます。最終更新は12月1日の試合終了時点でした。

J2リーグの概要

一方、J2リーグには、J1から降格した京都サンガF.C.（旧京都パープルサンガ）、セレッソ大阪、アビスパ福岡が加わり、合計13チームが参加しました。こちらも順位は勝ち点、得失点差、得点数で決まり、同様に12月1日が最終更新日でした。

クラブの昇降格

昇降格のシーズンには劇的な展開がありました。J1リーグではヴァンフォーレ甲府と横浜FCがそれぞれ17位、18位となり自動降格が決定しました。対してJ2リーグで優勝したコンサドーレ札幌と2位の東京ヴェルディ1969がJ1リーグに自動昇格します。さらに入れ替え戦では、16位のサンフレッチェ広島と3位の京都サンガF.C.が対戦。2試合合計で京都の勝利が決まり、彼らはJ1に昇格しました。

表彰制度と記録

この年から新たな基準で受賞が行われるフェアプレー賞にはガンバ大阪が輝き、浦和レッドダイヤモンズは国際大会での活躍が評価され特別賞を受賞しました。また、J1リーグでは通算12,000ゴールがウェズレイ選手によって記録され、J2リーグではアンドレ選手が6,000ゴールを達成しました。さらに、湘南ベルマーレの菊池大介選手は16歳での出場記録を樹立、若さを証明しました。

連続無敗記録

浦和レッドダイヤモンズとガンバ大阪は、J1リーグにおいてそれぞれ25試合の連続ホーム無敗記録を保持していました。また、浦和は16試合連続無敗試合のタイ記録を達成し、強さを見せつけました。

新規加盟チーム

さらに2007年には、栃木SC、FC岐阜、ガイナーレ鳥取、ファジアーノ岡山FCなどがJリーグの準加盟を承認されました。ただし、FCペラーダ福島の準加盟申請は却下されています。

メディア中継の変化

この年より、Jリーグ中継はスカパー!が主導権を握り、全試合の生中継が行われました。他の放送局はスカパー!を最優先としたため、放送本数は減少する結果となりました。

2007年のJリーグは、昇格、降格を巡る熾烈な争いや新たに出現した記録、変わるメディア環境など、数多くのドラマで彩られたシーズンであったと言えるでしょう。

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