2008年北京オリンピックの自転車競技・女子個人ロードレース

2008年北京オリンピック 自転車競技・女子個人ロードレース

2008年北京オリンピックの自転車競技・女子個人ロードレースは、2008年8月10日に開催され、126.4kmのコースで33か国から66人の選手が出場しました。レースは雨天に見舞われ、選手たちにとって厳しいコンディションとなりました。

レース展開

レース中、コースは激しい雨にさらされ、選手たちは視界不良と滑りやすい路面という困難に直面しました。そんな中、レース終盤には5人の選手による先頭集団が形成され、激しい牽制と駆け引きが繰り広げられました。最終周回に入ると、集団はさらにペースを上げ、ゴールスプリント勝負へともつれ込みました。

最終結果

最後のスプリントで、ニコール・クック（イギリス）が他の選手を振り切り、見事優勝を果たしました。この勝利は、クックにとって2008年大会におけるイギリス初のメダル獲得であり、イギリスのオリンピック通算200個目の金メダルという記録にもなりました。エマ・ヨハンソン（スウェーデン）とタティアーナ・グデルツォ（イタリア）が、クックと僅差で2位、3位に入り、それぞれ銀メダルと銅メダルを獲得しました。

ドーピング問題

レース後、マリア・イサベル・モレノ（スペイン）がドーピング検査で陽性反応を示したことが発表されました。モレノは、レース前の7月31日に北京を発っており、この種目とタイムトライアルへの出場を予定していました。しかし、国際オリンピック委員会は8月11日、彼女がエリスロポエチン（EPO）の検査で陽性反応を示したと発表しました。この結果、実際の出場選手は2004年アテネオリンピックよりも1人少ない66人となりました。

モレノは北京到着日に尿検査を受けていましたが、パニック発作を起こし、その日のうちにマドリッドへ帰国していました。その後、検体からEPOが検出されたため、国際オリンピック委員会は彼女の大会参加資格を剥奪し、国際自転車競技連合（UCI）にこの問題を付託しました。

完走者

レースを完走した選手たちの記録は、オリンピック公式記録やサイクリングニュースなどの外部サイトで確認できます。

途中棄権

子熙榮（韓国）
ヴェラ・カッラーラ（イタリア）
カサリーヌ・バテス（オーストラリア）
イェニファー・ホール（スイス）

外部リンク

北京オリンピック公式記録（英語）
サイクリングニュース（英語）

もう一度検索