2008年北京オリンピックの自転車競技・男子ポイントレース

2008年北京オリンピックの自転車競技、男子ポイントレースは、2008年8月16日に老山自転車館（老山ベロドローム）で行われました。

このレースでは、スペインのホアン・リャネラスが、中盤に連続してラップ奪取に成功し、2000年のシドニーオリンピック以来、2度目の当種目制覇を果たしました。リャネラスの卓越した戦略と持久力が光るレース展開でした。

また、飯島誠が日本人選手として当種目初となる8位入賞を果たしました。これは日本自転車競技界にとって大きな快挙であり、飯島の粘り強い走りが実を結んだ結果と言えるでしょう。

競技形式

ポイントレースは、トラック競技の一種で、以下の要素によって順位が決定されます。

スプリントポイント: 5周回ごとに設けられたスプリントポイントは、所定箇所を通過する順位に応じて選手にポイントが付与されます。具体的には、1位通過で5ポイント、2位通過で3ポイント、3位通過で2ポイント、4位通過で1ポイントが付与されます。このスプリントポイントを積み重ねることが、レース戦略上重要になります。
ラップ奪取: ラップ奪取とは、他の選手を周回遅れにすることを指します。ラップに成功した選手には、1ラップあたり20ポイントが付与されます。逆に、ラップを奪われた選手は、1ラップあたり-20ポイントが加算されます。ラップを積極的に狙うことで、大量のポイントを獲得し、順位を大きく上げることが可能です。

最終的な順位は、上記のスプリントポイントとラップ奪取数の合計ポイントによって決定されます。したがって、選手はスプリントポイントを狙いつつ、ラップ奪取の機会をうかがい、総合的な戦略を立てる必要があります。

結果

レース結果の詳細については、公式記録をご参照ください。

用語解説

DNF (Did Not Finish): 途中棄権を意味します。レース中に何らかの理由で競技を続けることができなくなった選手に適用されます。

外部リンク

公式記録（英語）
* 北京オリンピックハイライト

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